髙浜の神社



黒浜

　黒浜は、戸八浦の一部で有りますが特に他の支配をいけていない独自の村でした。
昭和になってから髙浜村に属したようです。そのため、黒浜独自の神社が多くあります。
火防（ひよけ）・火伏せの神として広く信仰されたのが秋葉大権現である。
黒浜の秋葉神社は、黒浜ダムの右側、小高い丘の上に有ります。
　




黒浜の左の小高い丘の上に有り、地元の人は三浦神社とか熊神社とかよんでいます。
　拝殿の中に祀っているのはお地蔵様です。
外の祠が三浦様（三浦能仲）
　祠には安政２年（1855）と記してあります。

　
　　左の写真は三浦神社の下にありました。
元々斜面に有ったそうですが、斜面の補修工事の時ここに移動しそうです。
　



以外宿（いがやど）

以外宿の御喰都神社は、夫婦岩から以外宿の住宅の方へ向かい永寿園を少し通り過ぎた所に有ります。
　祭神は宇迦廼御魂尊（うかのみたまのみこと）稲荷神
　鳥居には「南無量大権現」となっています。
建立：元和3年(1617)
　
御食とは神に供える食事


夫婦岩

神社ではないが以下宿に鳥居としめ縄がかけられた夫婦岩がある。
以下宿から野々串の海岸は野母変はんれい岩で形成されており、平成6年夫婦岩・綱掛岩が県指定天然記念物に指定されている。
しめ縄と鳥居は昭和40年に野母崎町役場職員によって飾られた。
現在地元の人が管理している。
男岩は、高さ12m、周囲24m　女岩は高さ11m、周囲26m 両岩の距離は4.5m 現在、駐車場も整備され観光の名所になっている。


野々串（ののぐし）

野々串の恵比寿神社は港の右側に有ります。
　階段を上ると小さな祠が有ります。
　漁業に従事されてる方々が最近建てたようでまだ新しい神社です。



越地（けいじ）

　現在越地公民館になっています。
平成7年、高浜バイパスが出来たときに現在の位置に移転した。
　薬師如来と弘法大師を祀っています。



竜田神社

髙浜小学校の裏側に有る神社。地元の人は三森神社もしくは松尾神社と呼んでいる。
近くの松尾家が祀っている。


毛首（けくび）

準提観音

毛首地区公民館にある。
詳細は不明だが巡礼者が行き倒れとなり葬ったといわれる石碑がある。
その理由で地元のひとは「巡礼さん」と呼んでいる。



大野（おうの・おおの）

大野公民館の後ろにある八坂神社。
地元の人は「祇園さん」とよんでいます。
なぜか、野母崎町郷土誌には八坂神社の場所は浜添と記載します。浜添から移転されたのでしょうか。

祭神：、スサノヲノミコト（素戔嗚尊）、クシイナダヒメノミコト（櫛稲田姫命）
ヤハシラノミコガミ（八柱 御子


長野（ながの）

現在長野公民館に建てかえられています。
以前は髙浜本村に多くの信者がいたそうですが、戦後少なくなったそうです。
　観音堂には二本のえの木が有りました。一本は観音堂の右後ろ（今は無い）、もう一本は階段付近。
子どもたちがよく登って遊んでいたそうで、木から落ちた子どもも数人いましたが、一人も怪我をしなかったそうです。
　木製の古い観音像が有ったそうですが立て替えの時処分されてしまった。
建てかえの時、手洗い石とお地蔵様はえの木のそばに移動
　（下の写真は建て替え前の観音堂です。）


　　　現在の長野公民館




浜添（はまぞ）

現在、浜添公民館になっています。
　ご神体は近くの弁天山に祀っていると聞いています。
山の上まで参りに行くのは大変なので仮の参拝所としてこちらに設置しているそうです。
　鳥居は山の麓に有ったものを移動したそうです。
浜添公民館の浦に回って見てみると厳島神社と掘ってある石がありました
弁天山に厳島神社が祀っています。


 右の写真は弁天山の頂上に祀ってある厳島神社。


髙浜本村の氏神さま
9月25日に、に秋の大祭が行われています。
地元の人には（にじゅうごんち）といわれしたしまれています。（最近は、23日の秋分の日）　
　まつり当日、地元相撲協会や小学生による奉納相撲も行われています。
御輿は八幡神社から三浦神社にお上りして三浦神社からお下りになります。

建立：元禄6（1693)
祭神：応神天皇、仲哀天皇、神功皇后



浦の迫（うらのさこ）

髙浜の開祖、三浦能仲を祀った神社です。　
髙浜を開いた人は二つの説が有ります。
　一つは、平家が滅びた頃一人の武将（三浦能仲）が家来と家族を連れ殿隠れ山に隠れて、しばらして麓に降り城山に仮の城を建て住んでいたそうです。そのうち人々が集まりそこに髙浜村が出来たという言い伝えが有ります。
　別の説では、戸八浦（長崎半島付近）の地頭をしていた深堀能仲と同一人物だとの話もあります。
　詳しい資料が内ので詳細が分からないそうです。


　三浦神社の手洗い石



三浦神社のすぐ上に有り。
　拝殿が建てかえられる前は、かなり広かったらしく戦時中に臨時の学校に利用されたと聞いています。

　天満宮は大宰府と同じ菅原道真を祀っている。
手洗い石は長野の観音堂にある手洗い石とにていますが、こちらは台座に乗っています。


　



陰平（かげひら）

最近できた髙浜ダムの道から少し歩くと左手に鳥居が見る。
　鳥居が見える少し手前の道から神社まで行けます。

　人から聞いた話だと、中之島（高島と端島の間の島）から移したものだそうです。
今は漁師をする人も少なくなり、訪れる人もいないのか雑草が生い茂っていました。


　現在の陰平公民館の中に祀られています。
　地元のひとは「こくぞうさま」とよんでいます。
昭和62年1月に仏像の補修塗り替え工事が行われたと表示されています。

外に、鳥居と地蔵が有りますがどういったものなのか分かりません。
　陰平公民館の裏にも石碑が祀られています。


　鍛冶屋（陰平）八幡神社の道をはさんだ小高い丘にある神社です。
三浦酒店の信号を入ってすぐ右の細い道を上に行くと見えてきます。
最近、再建されたものでしょう。鳥居には平成元年5月吉日と書いています。

　「髙浜の字名の由来考」には次のようにかかれています。

カジヤは徒歩者（かちしや）語源になったと思う。九州南北朝期に宮方（親皇派）を擁する松浦一族の徒歩者の一部が九州南下への途中に此処に立ち寄り土着したのが「かちしやの里」「カジヤ」に呼称されたのだろう。此処の住人がそろって松浦の姓を名乗るのも偶然だともいえない、髙浜一族なら守護神の八幡神社なのに、近くの八幡神社とは一段と高い場所を定めての鎌倉宮の建立が松浦一族の末裔の証だとおもう。
神社の右上に「ゆうこう」が植えて有りました。



古里


古里公民館の横の道を入ると龍田神社みえてきます。
篩写抖明神も祀られています。龍田神社はそのほか南越、出口にあり。


現在、神社はなくなっており空き地になっています。
　そばに、鳥居の跡と大きな銀杏の木が残っていました。
　ご神体は古里の龍田神社に移動したそうです。
　
　古里という名の由来になったものだと聞きました。

イラスト：松尾秀樹　氏




南越（なんごし）

南越地区のの一番上にある神社です。
古里と出口にもにも龍田神社があります。
神社の裏手に有った、古い鳥居には獅子祇社と名が書いていました。
　出口の龍田神社も鳥居には獅子祇社となっています。

　
龍田神社の下ある祠です。
　明治41年9月15日となっています。


出口（いでぐち）

出口の上部、南越との境の道ぎわにありました。


出口の氏神様です。
「たかはま字名の由来考」には次の様に書かれています。鳥居は「獅子祇社」となっています。

（高浜の字名の由来考より）
出口は潭凅の池に注ぎ込む水の源から、水のいでくち（出口）とよばれたのだろう　此処の里の奥地には岩間から湧き水
があり両出口の郷の生活水となるところから、水神の碑を建立してる　古老達の言い伝へでは時に此の里が水禍に見舞われることがあり　里人はこの「禍」を物の怪の化の仕業だ！と言って禍を避けようと獅子祇社を建立し里の安体を願い守護神として今に祭っている（現在は神社として「龍田神社」として祭っている。

龍田神社を登る途中で左側に有りました。
拝殿はなく石の祠だけです。
鳥居の両側にソテツ？が植えてありました。


木場

八幡神社

木場地区の村社。
最近建替えたようで、新しい。
木場地区は地籍上脇岬になっており高浜には詳しい資料が無い。
以前、木場と川原の境界に有った天満宮も八幡神社に移設し合祀されている。
中には囲炉裏も有りました。
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