U100をFT100に改造 by YU
●おやくそく
このページの内容は無保証である。結果、何らかの被害を被っても、作者は一切関知しない。
ホームページ、雑誌等、いかなるメディアへも転載禁止。
リンクは自由。連絡も不要。
※最近、苦情のメールをいくつかいただいた。独自に改造方法を発見して発表しているサイトに対して、このページのアドレスを書いた上で「転載禁止、削除しろ」という内容のメールを匿名で送っている人がいるらしい。うちからは、そのようなメールを出したことは一度もない。とくに差出人のメールアドレスがフリーメールの場合は無視してほしい。
◆◆注意!!◆◆
この改造を行うには、BIOS書き換えユーティリティのver 1.09が必要である。現在公開されているver 1.11以降の物は使えないので注意してほしい。
また、現在のところver 1.09を入手する方法は不明なので、メールで問い合わせてもらってもお答えできない。
ver 1.11でBIOSを書き換える方法については現在調査中だが、結果が出るまで時間がかかりそうだ。
すでに解析された方がおられるなら、ぜひとも情報を寄せていただきたい。
●改造方法
(1) ROMの2番ピンと3番ピンの根本をニッパーで切って、跳ね上げる。
(2) 適当なリード線を用意して、ROMの2番ピンとR17の上側を接続する。
同様に3番とR16も接続。
リード線が長すぎるとノイズで誤動作するかも知れないので、可能な限り最短距離で配線する。
図ではわかりやすいようにクランク状に曲げてあるが、一直線が望ましい。
(3) FT100のBIOSを書き込む。
ただし、BIOS書き換えツール(ver 1.07)を起動する時、/Unlimit オプションを付ける。大文字小文字を間違えないように。
(4) ROMの4番ピンと16番ピンを120Ωの抵抗で接続する。(1/4Wか1/6Wが適当)
この図はROMを上面から見たところだが、基板の裏面の方がハンダ付けしやすいだろう。
(5) FT100のBIOSをもう一度書き込む。
今回も /Unlimit 必須。
※2度目のBIOSの書き込みがうまくできない場合は、先に2本目の抵抗を付けてみる。(情報提供 Ksさん)
(6) ROMの23番ピンと16番ピンを120Ωの抵抗で接続する。
（さっき付けた抵抗はそのまま、外さない）
(7) これで完了。
** in English **
URGENCY : Utility ver 1.11 can not use for modify the card. (under investigation)
(1) Cut and bend 2pin and 3pin.
(2) Connect 2pin to R17 with thin wire.
Connect 3pin to R16, too.
(3) Write RAID BIOS with /Unlimit option.
**NOTICE !! "U" is capital letter.
You can download the file from vendor web site.
(4) Connect 4pin and 16pin with 120 ohm register.
Use 1/4 or 1/6 watt registor.
(5) Reprogram RAID BIOS with /Unlimit option.
If reprogram failed, then swap two processes (5) and (6).
(6) Connect 23pin and 16pin with 120 ohm register.
(7) Finish.
** Fran軋is **
●ヒント
FT100のBIOSは黄色い看板のFTPサイトからダウンロード可能。
ただし、BIOSにも著作権があるので取り扱いには注意のこと。
●考察
さすがに今回は抵抗1本というわけにはいかなかった。
U100の基板にはチップ抵抗を付けるパターンが存在しないなど、あきらかに改造対策がなされている。
それにしても、もうちょっと簡単にできないものか。
ジャンパ2本は回路構成上省略できないはずだが、抵抗2本はBIOSやドライバへのパッチで対処できると思われる。
というわけで、ドライバのパッチ情報募集中。
●最後に
内容に間違いがあった場合や、もっと簡単に改造する方法があったら、ぜひ教えてほしい。
なお、質問のメールは一切受け付けない。
初心者もお断り。このページの内容が理解できない人は手を出さないように。
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・2000年6月11日公開