【暫定公開】1999-03-13
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【アイオーデータ PK-MII、PK-K6の解析】
アイオーデータ製CPUアクセラレータPK-MII、PK-K6シリーズには、ロットによって使われているゲタに2種類あります。今回、PK-MII300/98の「外形図1」の方のゲタを入手することができたので、解析をしてみました。
写真1が「外形図1」のゲタです。裏返してスイッチを見たところです。
←写真1◆外形図1のゲタ
ゲタを裏返して見ると、CPUソケットの内側に10連のディップスイッチがあります。このうち、スイッチ1、2、3はA20マスク機能などの設定(ただし詳細は不明)、スイッチ4、5、6はクロック倍率の変更、スイッチ7、8、9はCPUコア電圧の変更、スイッチ10は未使用です。
クロック倍率の設定については、以下のとおりになります。この一覧表はAMD K6シリーズに対応しています。
BF0 BF1 BF2
SW4 SW5 SW6
ON OFF OFF x2.0 (旧コア)
ON ON OFF x2.5
OFF ON OFF x3.0
OFF OFF OFF x3.5
ON OFF ON x4.0
ON ON ON x4.5
OFF ON ON x5.0
OFF OFF ON x5.5
ON OFF OFF x6.0 (新コア)
スイッチ7、8、9の電圧の設定については、以下のとおりになります。
SW7 SW8 SW9
OFF OFF OFF 設定禁止(ゲタが壊れます)
ON ON ON 1.61V
ON ON OFF 1.78V
ON OFF ON 1.80V
OFF ON ON 1.93V
ON OFF OFF 2.20V (PK-K6デフォルト設定)
OFF ON OFF 2.60V
OFF OFF ON 2.76V (PK-MIIデフォルト設定)
これらの電圧は実測値です。おそらく、個体差によって、5%程度の変動があるはずです。
今はここまで。