その4(97年10月)


    詐欺師 「数年前から、くりりんさんに取り組んで戴いております、当社の教育の件なんですけど。進捗は如何でしょうか。」
    くりりん「記憶にないんですけど。一体何の教育ですか。」
    詐欺師 「いえ、当社の方で取り扱っております教育ですけど。」

    んー、怪しい。何の教育なのかは一切口にしません。かまかけなんでしょうねえ。
    通信教育を始めたものの、完遂できずにほったらかしにしている人間を捜しだし、解約手続きには金がかかるのなんのという話しに持ち込もうという腹づもりなのでしょう。このパターンは2度目だなあ。

    結局、この詐欺師、私が「記憶にない。」と突っぱねると、「もう一度調べて電話します。」と言って電話を切ってしまいました。その後、彼からの電話はありません。

    「調理師免許をとるつもりだったけど、忙しくてほおってある」とか適当にでっち上げて、詐欺師が話を合わせてくるのを観察すれば良かったかなあとも思ったけど、プロ相手に、そんな危険なことはしない方がいいんでしょうね。危険危険。

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