雑記帳

2000年1月〜4月

【2000年4月30日( )】

■異動>
 新しい上司は仕事好きである。毎日終電近くまで机に向かい、土日も休まず働いている。「すごいな」最初はそう思った。しかしだ、会議に同席してわかったのだが、単にこの人は効率が悪いだけなのかもしれない。30分で片づく会議を3時間に伸ばしてしまう人なのだ。少しでも気になることがあると「ちょっと待って。これはどうなってるんだろう。××さんを呼んで来て」と、本筋から話題を離して行く人なのだ。おかげで、新上司の(もとからの)部下は毎日深夜まで残業するはめに(そりゃそうだ。長時間の打ち合わせのおかげで、自分の作業時間を奪われているんだから)

■新上司の一言>
「今月休んでないんだ。だんだん体が(その生活に)馴染んできたよ」
 馴染むな!!!

■新上司の昼休み>
 昼休み直前に(元からの)部下を集めて、打ち合わせをスタート。昼休みに入って25分が過ぎたところで、打ち合わせ終了、食事に向かう。15分後に席に戻り、仕事開始。部下が可哀想だ。俺もその内、同じ目に遭うのだろうか?

◆リングにかけろ2(2000/4/13)

・「リンかけ」後半で感動できたのは、地味な前半があったればこそなんだよなと、「リンかけ2」を読みながら思う。あの調子でやってほしいとは思わないけど。

・「パワーリスト&パワーアンクル」が登場しないなあ。僕にとっての「リンかけ」の肝は、「スーパーブローの応酬」でも「カイザーナックル」でもなく、「パワーリスト&パワーアンクル」なんだが。「リンかけ」の前半(ブーメランフックを使っていた頃まで)、竜二はまだ手の届くヒーローだった。「パワーリスト」を身に付けて頑張れば、自分も竜二の様に(とまではいかなくても)強くなれるかもしれない!って思った人は多かったのではないだろうか(あの頃、「パワーリスト」を腕に巻いてた小学生、結構いたし)。そんな主人公に対する親近感が、初期「リンかけ」の人気を支えていたように思うのだ。そして僕は、そんなマンガに弱い。「キャプテン」を読んで、「僕も谷口くんのように!」と至近距離ノックを試したり(巧くならなかったけどね)。最近「頭文字D」にはまってるのも、これらと似た要素があるからだろう。

・それにしても、麟童はどうやって「ギャラクティカマグナム」を習得したんだ?遺伝したのか?

・ロクさんはどーしてるんだろう?

◆「アニメスタイル」(2000/3/25)

◆「20世紀アニメ大全(好奇心ブック/双葉社)」(2000/3/25)

 書店で目にした瞬間は、「またこの手の本かよ」と思ったのですが、予想外に内容が良かったので、そのままレジへ持っていきました。ライター陣も充実してるし、紹介作品の選定も良い。後半のクイズ等のページはいらないような気もしますが、作品をぎりぎりまで絞り込んだ結果、ページがあまったんだろうと好意的に解釈してます。
 とりあえずこのラインナップをみて。おっ!と思った人は手にとってみてはいかがでしょうか。勇気ある絞り込み様だとわたしは思います。

「21世紀に残したいアニメ、20世紀中に見ておきたいアニメ」
・科学忍者隊ガッチャマン
・宇宙戦艦ヤマト
・超電磁マシーン ボルテスV
・銀河鉄道999(映画版)
・赤毛のアン
・機動戦士ガンダム
・ルパン三世・カリオストロの城
・ベルサイユのばら
・ドラえもん
・うる星やつら
・宇宙船サジタリウス
・王立宇宙軍 オネアミスの翼
・となりのトトロ
・トップをねらえ!
・機動警察パトレイバー
・美少女戦士セーラームーン
・ザ・シンプソンズ
・新世紀エヴァンゲリオン
・少女革命ウテナ
・カウボーイ・ビバップ
・∀ガンダム

 個人的には、80年代前〜中期の「アニメ版・ドラえもん」を高評価した文章に出会えただけでも買い(原恵一氏の絵コンテ担当回を、もう一度見たくなったぞ)。また、「銀河鉄道999(劇場版)」の魅力の一端が、ハリウッド流のシナリオ構成にあると分析した藤津亮太さんの記事や、「トトロ」に世代を日本人に愛される理由を分析した夏原武さんの記事、そして「∀ガンダム」こそ「ファースト・ガンダム」の正当な後継者であるとする南田操さんの記事も読み応えありです(南田操さんの記事は、「富野由悠季・全仕事(キネマ旬報社)」に掲載された「検証 ガンダム・サーガ(264頁〜)」の続編ともいえる記事になっています)。

※ところで、「∀」の放送開始直前、富野監督が「これぞガンダムと言ってもらえるような作品にする」と言ったと記憶しているのですが、それって何の記事でしたっけ?

◆キャラクターものパチンコ(2000/3/20)

 最近、たまにではありますが、パチンコを打つようになりました。というのは、キャラクターものの台が頻繁にリリースされるからです(「ルパン3世」「ウルトラマン」「ガキデカ」「SDガンダム」「ゲゲゲの鬼太郎」「ど根性ガエル」などなど)。好きなキャラクターの台がでると、仕上がりを確認したくて、つい打ってしまうんですよね。原作の味を、どの様にパチンコに取り込んでいるかに興味があるのです。これまでに出た台の中では「ウルトラマン」が、変でよかったかな。大当たり時のイベントとして盤上の液晶画面に映像が流れるんですけど、なんとこれが「最終回」なんですよ。つまり大当たりすると、ウルトラマンがゼットンに倒され、M78星雲に帰っちゃうのです。大当たりなのに……。メーカーは、もう少し景気の良いイベントを考えられなかったのでしょうか?いや、面白いからいいんですけどね。どうせならこの調子で、大当たりすると燃え尽きて真っ白な灰になっちゃう「CRあしたのジョー」とか、筋肉が切れて球界を去ってしまう「CR巨人の星」とか、太陽に突っ込んでしまう「CR鉄腕アトム」とか、イデが発動して知的生命体が消滅してしまう「CR伝説巨神イデオン」とか作ってほしい ものです。
 あと、絶対無理だろうけど、「CRサザエさん」ってのも作ってほしいなあ。波平リーチは大当たりの期待大だけど、ときどき海平(波平の兄。顔は波平と同じだが、頭のてっぺんの髪の毛が2本)が混じっているので注意とか。

◆CRラブラブカップルX(2000/3/2)

 今、気になる「ゲーム」と言ったら、「CRラブラブカップルX」を置いて他に無い(パチンコをゲームと言っていいのかどうか、異論もあるだろうが、ここではゲームに分類しておく)。このパチ台の面白さというか、ばかばかしさを、パチンコをやらない人でも理解できるように書いてみようと思ったのだが……、難しいっすねー。デジパチのなんたるかから説明しないといけないものね(厳密に言うと、ラブラブカップルは「デジコン」らしいが)。
 簡単に説明すると、ナンパに成功して、相手をホテルに連れ込んだら大当たりって台です。スタートチャッカーに玉が入るとデジタルが回り、ナンパもスタート(あ、この説明の段階で、パチンコやらない人にはわからない(^^;))。画面左から現れた人物が、右から現れた人物をデートに誘います。誘い方は様々で、ストレートにホテルに誘うこともあれば、カラオケや居酒屋に誘うこともあり。ここで相手がOKすると、リーチ画面に移行。で、このリーチ前&リーチ中に行われる二人のやり取りが笑えるんですよ。大抵の場合は、ホテルの前までたどり着いても満室だったり、女性に「気が変わった」とか「やっぱり援交はよくないよ」などと真っ当なことを言われて外れちゃうんですけど、大当たりするときは「君ってヤリ○ンなんだって?」なんて誘い言葉でホテルへ直行したり、「援助交際しようよ」という誘いに乗ってきたり、女性二人でホテルになだれ込むことさえ!もう無茶苦茶(^^;)。しかも、会話のバリエーションがやたら豊富で飽きさせません。
 んー、こんな説明じゃ、「ラブラブ」のばかばかしさの万分の一も伝えきれてないですね。「2ちゃんねる」のラブラブカップルスレッドを読んでいただいたほうがいいかも。
 全イベントクリアに生きがいを感じる方なら、はまること請け合いのゲームだと思います。

◆オウムはアレフと改称したのか?(2000/2/1)

 「株式会社アレフ・ゼロ」、オウム真理教の改称騒ぎにより迷惑を被った会社のひとつです。ここの社名問題対策日誌が大変面白いので、リンクをはります。
 特に1月28日付けの、「オウムが改称したというのは誤報ではないか」は、なるほどと膝をたたくこと請け合いの記事です。報道関係の方は是非読んでほしい。

◆新潟の拉致監禁少女 その2(1/31)

 続きです。
 今朝の日刊スポーツに、こんな記事が掲載されてました。時間に注目。
 「保護後も実名HP」
 新潟県警は女性を保護した翌日の29日午後9時すぎ、行方不明者を捜すホームページ(HP)からこの女性の情報を削除した。
(中略)  新聞、テレビが匿名で報道する中、保護後も丸1日以上掲載された形。HPにはアクセスが急増していた。同県警は「配慮に欠けていた」としている。
日刊スポーツ 2000年(平成12年)1月31日 月曜日 7版 29頁

 つまり新潟県警は、件のファイルが旧サイトに残っていることを知らずに、「被害者の個人情報を記載したファイルは削除しました!」と発表しちゃったわけですね。ははは。
 他にも残ってるところがないか、確認したほうが良いんじゃないの?

◆新潟の拉致監禁少女(1/31)

■29日 夕方>
 新潟県警の公式サイト内に、被害者の氏名と子供の頃の写真を公開したページ(もちろん情報提供依頼を目的としたページだ)があった。そしてそこに、某有名BBSからリンクが貼られていた。あんまりだ……。これじゃ、テレビや新聞が名前を伏せて報道しても意味ないじゃんか。もう見つかったんだからさ、とっととファイルを削除しろよ!新潟県警。
 新潟の三条警察署に電話し、ファイルの削除を要請。
■29日 23時頃>
 ファイルがちゃんと消えていることを期待しつつ、再び当該ページにアクセス。しかし……、消えちゃいない。何考えてんだよ、新潟県警!と憤りつつ、調べてみたら、ある事実がわかった。私がアクセスしていたのは、新潟県警が以前公式サイトを設置していた場所に、何故か残っていた残骸だったのである。新潟県警は、現サイト内に掲示していた被害者の個人情報については、29日中に全て消去したようなのだが、旧サイトのことはすっかり忘れていたみたいなのだ。
■29日 23時30分頃>
 こんどは彼女が新潟県警に電話。宿直の人がインターネットのことを殆ど知らない人だったようで、会話に苦労していたようだ。おまけに、担当者が出てくるまで対応できないとか、週明けまで対応できないなどと云われたらしい。なんだかなあ。ファイル一個消すだけなんだよ。なんとかしようよ。
 個人が作る趣味のページとかならともかく、警察のやることなんだからさあ。内容に問題があった時に、すぐに更新できないようなら、WEBサイトなんて開設するなよ。
■30日 0時頃>
 新潟県警が旧サイトを設置していたプロバイダ、「新潟インターネットサービス」に電話。アドレスを告げたら、速攻ファイルを削除してくれた。ご担当者に感謝!
■教訓
 旧サイトのことを忘れるな。

◆めぞん一刻(TV)>やまざき監督の降板理由(1/30)

 SEGA BBSに「長年の疑問なんですけど、『めぞん一刻』のやまざき監督は、何故2クールで降板したのでしょう?」と書き込んだ所、大変興味深いお返事を戴くことができました。関心があるかたは、こちらをクリック
(期間限定。流れちゃうから)

◆リングにかけろ>高嶺姉弟の故郷「仁保」(1/30)

 いま、旧作を読み返しているところです。やっぱ面白いですね。「十二神戦」あたりなんて、もう最高。後から冷静に考えると、訳わかんないんだけど、作品にパワーがあるから気にならない。「『ロイヤル・デモンシード』って一体どんなパンチなんだよ」とか、「何で大村ジムの会長は、カイザー伝説にこんなに精通してるんだよ」とは、読んでる最中は思わないもんね。
 ま、それはともかくです。掲題の件について、ちょっとした間違いを発見したのでご紹介。
 単行本23巻で、高嶺姉弟は故郷の山口県山口市仁保駅に「電車」でたどり着きますが、あそこ(つうか山口線全線)「非電化区間」なんですよね。今でも、ディーゼルカーとSL(SLやまぐち)しか走ってません。仁保は、作者の想像を超えて田舎だったということでしょうか。まあ、県庁所在地(山口市)を通るJR線が非電化だとは、普通思わないか。それとも、作者は仁保出身で、山口線電化への祈りを込めて架線を描いたとか。
 あ、そうそう。駅舎を出た直後の菊姉ちゃんが、「あいかわらず なにもない 町だなァ 竜………」とつぶやいてますが、「なにもない」ってのは、実は言い過ぎです。連載当時に存在したかどうかは知りませんが、仁保にはKDDの山口衛星通信所があります(笑)。山村に巨大パラボラが幾つも並んでいる様は実に壮観で、学生時代には良く眺めに行ったもの。パラボラ館にはアリアンロケットも展示されてるよ。詳しくは以下のアドレスをご参照下さい。
極私的宮野名所案内「レジャー・観光編」パラボラアンテナ群
KDD山口衛星通信所・パラボラ館
日本最大の地球局、KDD山口衛星通信所

 追記:ちなみに仁保周辺には海もありません。あれって、いったいどこの海岸だ。

◆パソコン通信を学べ(1/27)

 会社の売店に行ったら、書籍コーナーに「パソコン通信完全マスター」なる本が置いてあった。しかも4〜5冊平積みにされていた。PC−VAN事務局が編集or監修で関わっていて、PC−VANオンラインサインアップキットが添付されてて、おまけにPC−VANモザイクまで付いて、4500円もする一冊だ。「いったい何時発売された本だよ」と思い奥付を見たら、なんと初版は96年。
 売店の人、世情に疎すぎ。

◆インフルエンザ(1/27)

 昨日先輩から聞いたのだが、「インフルエンザウィルスは宇宙からやってくる」という説があるらしい。はじめは「また口からでまかせを」と笑っていたのだが、その学説は本当に存在するようだ(こちらをご参照ください→インフルエンザウィルスの発生源)。
 ということはなんだろう。インフルエンザにかかって死んだら、「宇宙生物に殺された」ことになるのだろうか?
 ちょっと格好良いっすね(こらこら)。

◆リングにかけろ2(スーパージャンプ掲載)(1/27)

 早速読んできました。作中で石松に出会ったおっさんが、「この人、どこかで見たことがある」みたいなことを言ってましたが、そうですか?私にはとても石松には見えませんでしたが。ダレデスカ?この人(しくしく)。それにしても不思議です。間断なく活動をつづけている漫画家なのに、何故絵が下手に?

◆『踏み倒しの手口』(夏原武、データハウス)(1/24)


 ISBN4-88718-553-7 1400円

 前半部分だけを読み、借金踏み倒し(&支払い引き伸ばし)の手引書として本書を購入した人にとって、借金をしない生き方を勧める後半の内容は痛かったんじゃないかと想像する。そうなんだよ。あらゆる手口を使って借金を完済したとしても、借金体質が抜けきらない限り、また借金をしてしまうんだよ。前回は完済したという、妙な自信もついちゃってるしね。来月の生活を切り詰めればいいやなんて考えて、カード買いしたりすんだよ。でもさ、翌月何が起こるかなんてわからないじゃない。突然田舎から友達が上京するかもしれないし、突然車がパンクするかもしれないし、突然定期券を落とすかもしれないんだよね。そしたらどうなるか。払えるはずのものが払えなくなって、また借金だよ。そんときゃ”ボーナスで完済すればいいや”とか思うんだけどね。ボーナスが出るまでに何が起きるかわからないしね。本当に人って簡単に借金生活に舞い戻っちゃうものなんだよというのは、個人的経験から来る実感だ。
 二度と借金をしたくないなら、夏原さんが言うように「必要以外のクレジットカードは全て契約解除(P210)」することだ。借金がない人は、無意味にカードなんて作らないことだ。”来月我慢できると思うのなら、今月我慢しろよ”と、これは自分に対する戒めの言葉。

 というわけで夏原武さんの新作でございます。大変面白いので、皆さん是非読みましょう。え?近所の本屋に置いてない?ああぁ、すみません。私のご紹介が遅れたがために、既に売り切れているのでしょう。まじで面白いので、是非ご注文を。ES−BOOKSで注文して近所のセブンイレブンで受け取るって手もありますよ……と思って、検索してみたら在庫切れでした。うむ、これも好評の裏づけでありますね。

◆録画予約(1/24)

 突発的な放映時間の変更に対応できるビデオデッキって開発されないものだろうか?野球中継の延長や臨時ニュースによって、放送時間がずれることが決定したら、その時点でテレビ局は信号を発信。信号を受信したビデオデッキはGコードを設定しなおす……なんて仕掛け。実現可能だと思うんだけど。

◆富野監督(1/24)

 ラオックスの公式サイト内に、何故か「富野由悠季のコーヒーブレイク」なるコーナーが存在する。富野監督(もちろんガンダムの監督である富野さん)に対するインタビュー記事を、1〜2ヶ月に一度のペースで掲載するコーナーだ。内容は、恋愛論であったり、メディア論であったりと、実に多岐に渡る。インターネットや、E−メールの使われ様をかなり厳しく批判した回(「インターネット編」「Eメールのおはなし」)もあるのだが、ラオックス的にこれってOKなのだろうか?企画者はわかってやっているんだろうけど、「富野さん=アニメの監督」程度の情報しか得ていなかった社員の方は吃驚したろうなと思ったり。個人的に楽しみにしているコーナーなので、長く続けてほしいです>担当者様。それにしてもこの内容のどの辺りが、コーヒーブレイクなんだろう?

◆「お疲れさま」と「ごくろうさま」(/)
    (そのうち書く予定)

◆石ノ森章太郎の凋落(/)

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