★雑記帳★

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1998年9月


◆今朝の出来事(9/10)
    営団地下鉄千代田線大手町駅。AM9:45に、その不幸な事件は起こった。なーんと切符と一緒に、同じ手に握っていた小銭まで自動改札の切符投入口に流し込んでしまったのだ。総額600円超。警報音が鳴り響く。駅員さん早く来て(^^;)。ああしかし、僕にはそんな時間はない。遅刻してしまう。乗り換えるべき電車は今にも来てしまうかもしれないのだ。ええい、600円ごときくれてやるわ(しくしく)。急げ三田線のホームへ。あたふた。どたばた。
    三田線のホームに電車が到着したのは、それから5分も過ぎてからだった。駅員待てば良かった。

◆第37回 日本SF大会[CAPRICON1]の思い出 その3/暫定版(9/9)

    8月30日
    08時30分名古屋市 栄のホテル
    思い切り寝坊。
    同宿のみなさま申し訳ありませんでした。

    さてこの日、朝の話題は台風一色。
    朝のニュースによると、大雨で東海道新幹線が止まってしまったらしいのだ。 (私は寝ていたので観ていない(^^;))。当然、在来線も止まっている。
    果たして、今夜関東入りすることができるのか?
    新幹線が動いたとしても混雑は必至である。
    そんなこんなで、取りあえず我々は、新幹線の切符を確保するために金山駅に向かうことになった。

    急げ、JR東海ツアーズへ!(緑の窓口で買うより安いらしい)。
    09時30分JR金山駅/JR東海ツアーズ

    なんと、JR東海ツアーズは開店前だった(10時営業開始)。あけろー、うりゃー。我々はドアを叩き割り、店内に押し入る…わけないですね(^^;)。のぶさんに切符の購入をお願いし、残りの者は会場へ。
    (それにしても今回の旅、本当に色々な方にお世話になりました。感謝です。)
    10時00分名古屋国際会議場/センチュリーホール
    「第7回 日本トンデモ本大賞」

    9時スタート。10時30分位まで候補作の紹介。休み時間(ここで投票)を挟んで、後半に大賞の発表という2部構成。会場入りしたときには、既に企画スタートから1時間が経過していた。

    さて感想。宇宙人のやることに目的や理由(侵略とか研究とか)があると思っちゃいけないという話が面白かった。

    宇宙人が牛をつれていったのは、単に牛が欲しかっただけなのかもしれない。単なる牛マニアだったのかもしれない。UFOが地球に落下したのは、チキンレースの最中に操縦に失敗しただけなのかもしれない。人間だって無意味なことをするじゃないか、海に向かって石を投げたり、叫んだり。つまり宇宙人にとって、地球ってのは浜辺みたいなものなのだ…。なんつうお話。

    他にも面白い話は沢山出たのだが、割愛。この企画については、きっと(発言を全部収録した)本がでるだろうし。

    尚、受賞作と次点は以下の通り。
    大賞:シャーマン武田『想像結果』(たま出版)
    次点:谷口祐司『宇宙からお母さんへのメッセージ』(文園社)


    ちなみに私は『宇宙から〜』の方に投票した。ちょっと残念。

    【この項、後日追加予定】
    12時00分昼飯
    13時00分特に惹かれる企画が無かったので、あちこちの会議室を覗き見。
    14時00分名古屋国際会議場/センチュリーホール
    「エンディング」

    **時**分名古屋駅の蕎麦屋

◆句読点(9/8)
    先日、細田さんとこの掲示板で話題になっていた句読点の話を読んで、 ふと思いだしたこと。
    私、小学1年生の頃に、文章の区切りには【。】か【、】か【 】を使うようにと学校で教わった記憶があります。 【。】【、】以外に【 】があったのです。【 】は【、】よりも弱い区切りととして使うようにと教わりました。あ、ちなみに【 】は空白です。 いや、正確に云うと教わったかどうかは定かじゃないですね。もしかしたら作文用紙の柱に書かれていた説明の中にあったのかも知れません。
    このあたりちょっと記憶があやふや。

    ただ確かに、小学1年生の頃に【、】と【 】をどう使い分けたらいいのかわからなくて、悩んだ記憶はあるんですよ
    しかし、今、私の身の回りには【 】なんて教わったことないよという人ばかり。

    えらく気になります。
    もしかしたら、私が先生の説明を聞き間違えただけなのかもしれませんけどね(笑)

    そんなわけで、ここを読んでいらっしゃる方の中に、私も【 】を使っていたという方がいらっしゃいましたら、是非ともご一報いただけませんでしょうか。 よろしくお願いいたします。

◆NEC本社が家宅捜索を受けたらしい(9/4)
    えらくでかい家宅である。
    まあ、そういう言葉なんだからしょうがないのか(笑)。

◆第37回 日本SF大会[CAPRICON1]の思い出 その2/暫定版(9/8)
    ★SF大会 1日目

    SF大会とは何か?
    それはSFをテーマにした文化祭みたいなイベントである。

    8月29日
    11時00分名古屋国際会議場/センチュリーホール
    「オープニング」

    司会者の間つなぎトークの後、オープニングフィルムの上映。
    内容は、火星での宇宙SF大会開催を目指す(銀河英雄伝説調の)帝国軍が、 それを阻止せんと襲ってくる様々なSF勢力と戦い、勝利を収め、 目的の地にたどり着くまでを描いたスペースオペラみたいなもの。

    特撮部分は殆どCG(だよね?)

    例年のレベルを知らないので何とも云えないが、個人的にはこんなものかなあという出来だった。もう少し尺が短い方が良かったかなという気はしたけど(これ以上続くと見ててだれるなあという寸前で終わった)。CGの制作に要する技術や費用や手間を知ってると、また意見が変わって来るのだろう。

    あと、SF大会の参加者を火星に連れていくって設定はもっと徹底して活かした方が良かったような気がする。フィルム上映の前に寸劇入れるとか、画面から客席に向かって語りかける演出にするとか。エンディングが良かっただけに、なおさらそう思うのかもしれない。

    昭和天皇っぽい皇帝(大会委員長)の演技(地?)はいい味。

    フィルム上映の後、大SF帝國々歌斉唱、ゲストオブオーナー高千穂遙氏の挨拶、諸連絡、大会スタッフに会ったら手を挙げて「帝国万歳」と唱えるようにという要請などがある。そして解散。

    「帝国万歳」は、いったい定着するものなのだろうかと不安が過ぎる。

    12時15分名古屋国際会議場/会議室432
    オタクアミーゴス[体験版]in名古屋

    オタアミは森下以来2度目の鑑賞。
    今回は岡田氏が鬱による欠席とのこと。残念。まあ[体験版]らしいかもしれない。
    まず冒頭はマッドビデオの上映。掴みという位置づけらしいが、個人的にはこれが一番の楽しみだったりする。上映されたのはポケモンの主題歌にガオガイガーの映像を被せたものや、怪物くん(新)の主題歌に北斗の拳の映像を被せたもの等。北斗の拳ネタは、怪物くん(新)の主題歌を知っている人なら画面を想像しやすいと思うので…、想像してみて下さい。そんな奴です(笑)。歌モノばかりだったのが少々残念。まあ[体験版]だから仕方ない。

    あとはなんだっけ。

    そうだ東宝特撮ネタもマッドビデオだった。
    あれは観ていて疲れた。
    東宝特撮映画の物語のフォーマットを具体的な映像と共に紹介するビデオは面白かったけれど、東宝特撮映画に出演する男優を端役まで含めて紹介するビデオなどになると、恐るべき労作(顔と名前が一致しない端役については、幾つかの出演作についてテロップを確認し、出演者名が重なっている名前を拾うなどしているらしい)であることはわかるけれども、さっぱり笑えない。その上長い。まあ別に笑いを取ることは狙っていないのだろうから、笑えないと言うのは筋違いなのだろう。マッドビデオとして紹介されたから疲れたのかもしれない。

    おたくの凄さを体感する場としてのオタアミという捉え方をするならば、これはこれでありという気はした。もしかしてマッドビデオ=笑えるという捉え方が間違い?

    他には、 男優の滑稽さを笑うために作られたとしか思えないアダルトビデオ(何故か男優が女性が苦手なおたく青年。でもプロのAV男優)とか、不出来な自主制作ビデオも、数年に渡って続編が作られ続けると味わいが出てくるという具体例の紹介とか。 ところで、公演内容とは関係ない話だが、客席のあちこちから聞こえてくる耳障りな笑い声はどうにかならんもんだろうか?どうしようもないんだけど。俺はこのネタでこれだけ笑えているんだぞとでも言いたげな、自己主張の強い笑い声。
    15時00〜昼飯

    みのうらさんから宮内タカヒロのLIVEに行かないのか?と問われるが、飯食ってなかったし、16時30分から始まる別の企画と時間が重なってるしで昼飯を選択。会場近くの喫茶店へ行く。オムライスを注文。
    名古屋の料理は変わっていると聞くけれど、流石にオムライスは変わらないだろうと高をくくっていたら、出てきたオムライスにはケチャップじゃなくてソースがかかっていた。
    恐るべし名古屋。
    コーヒーには何故かつまみが付いてるし。
    定食のメニューはしっかり味噌カツとエビフライだし。
    名古屋。期待を裏切らない町。
    しかしながら何より驚いたのは、別の喫茶店にあった「エビドック」なるメニューである。ホットドックのソーセージの代わりにエビフライが入っているの?食べてみたかった。
    16時15分〜名古屋国際会議場/会議室132
    「満田監督と語ろう」

    円谷プロ専務 満田かずほ氏(ウルトラセブンでメインの監督を務めた方。最終回「史上最大の侵略」などが氏の監督作品)を囲んで、新作・旧作を問わず円谷プロ作品全般について語り合おうという企画。

    制作秘話・今後の予定などをたっぷり聞くことができたのはうれしかったが、あまり「満田監督と語る」といった空気ではなかったのが残念。

    特筆すべき情報など。
    ■ガイア:実相寺監督は2話ほど撮りたいという意向を示しているらしい。
    ■ガイア:満田監督自身がメガホンを取る予定は今のところ無し。理由は予算を気にせずに撮れる立場にないためということだった。
    ■ガイア:川崎郷太監督も登板するだろうということ。
    ■セブン:次のビデオシリーズには、ポインターが複数台登場予定。
    ■ティガ:ジャニーズの2人以外の出演者を集めて、来春新作映画を公開するという噂は本当か?という質問に対して、満田氏はまだ答えられないと回答。

    あと、どんな話が出たっけな。ああ、テープレコーダーを持っていくべきだった。

    記憶に残っている範囲でつらつらと。
    ■セブン第一話に、地球人が謎の宇宙人をウルトラセブンと命名する場面が無い(シナリオには存在する)のは、撮影したフィルムが長大になったために削られてしまったらしい。セブンの第一話はその意味で不本意な出来とのこと
    ■セブンで暗めのシーンが多かったのは、実相寺監督に影響されたわけではなく、等身大の宇宙人をリアリティをもって表現するための手法
    ■ノンマルトの「マルト」はマルス(戦いの神)に由来しているする。したがって、ノンマルトとは争いをしない生き物の意である。
    ■怪奇大作戦は脚本的には寧ろいま一つのものが多かった。あの脚本でよくこれだけのクオリティのものをという話がでたこともある。
    ■満田氏は、ザ・ウルトラマン(アニメ)の演出も行っている。その際には絵コンテならぬ、字コンテを用いた。
    ■ガマクジラなど、仮の名前のはずが正式名称になった怪獣もいる。ネーミングは専門の人がやるだろうと、放っておいたらそのまま放映されて吃驚。
    ■現在の若手スタッフにとって、セブンは重要な位置を占めている作品らしい。ウルトラマンのような、わかりやすい物語にしたほうが良いのではないかと、若手に提案する事もあるのだが、自分で作っておいて何を言うんですかと言われる。

    他にもアイゼンボーグの話、セブン最終回にシューマンのピアノ協奏曲が使われるに至るまでの話、ブースカ・リメイクの話、昔は「1回くらいは再放送されるかな」程度の意識だった話、生「ふぉーす げーと おーぷん」などなどなどなど、とてもじゃ無いけど書ききれないので割愛。

    しかし本企画で一番面白かったのは、特撮を熱く語る人、池田憲章氏の発言だろう。
    【この項、後日追加予定】
    17時30分名古屋国際会議場/会議室132→イベントホール
    「満田監督と語ろう」終了。

    池田憲章氏にぜひお伺いしたい事があったのだが、 バッグの中身を整理している間に見失ってしまう。
    「池田さーん、『特撮ヒーロー列伝』は単行本化されないのですか?いけださーん」

    その後会場内のあちこちを、池田さんを求めて探し歩くも結局出会えず。 あきらめてイベントホールへ向かう。
    ホール内イベントステージでは「びっくり科学講座」がちょうど終了するところだった。
    同ステージでは、この後フリーカラオケ大会(の続き)が行われるということだったので、「ゲッターロボ」をリクエスト。順番が来るまで同人誌の物色や、展示してあったポインター(ウルトラ警備隊の車ね)を見物するなどして時間をつぶす。
    しかしながらそこへ連絡が。
    「そろそろホテルにいくよー」

    え?もうそんな時間だっけ(汗)。リクエスト入れてるんだけど、りくえすとー(笑)。
    そして私たちは会場を後にした。

    「ゲッターロボ」は、誰かが歌ってくれたのであろうか?
    名古屋市栄の歓楽街
    「宴会そしてカラオケ」

    宴会の中身はみのうらさんの日記に詳しいのでそちらを参照。
    カラオケは、確か一曲目が「愛國戦隊大日本」。
    これがきっと正しいSF大会のカラオケのあり方なのだろう。 でもほとんどすべての参加者が、「それ」を歌えるってのはやっぱ驚異だと思う。

    しかし声でなくなったよなあ、俺。来年のSF大会までに腹筋鍛え直すぞ。マジで。


◆第37回 日本SF大会の思い出 その1(9/1)
    ★大垣行きに乗るはずだった
    8月28日
    23時54分JR日暮里駅

    常磐線から京浜東北線に乗り換え。
    この時点で、既に大垣行き(品川発:23時55分)に間に合わないことはわかっていた。
    いや、正確に言うならば松戸を出た時からわかっていた。わかっていたけど出発しちゃったんだからしょうがない。高揚した気分は大切にしたい。引き返すのも面倒だ。明日の朝起きる自信もない。
    結局、今日のうちに、行けるところまで行ってみることにした。
    たまには行き当たりばったりの旅も良い。
    8月29日
    01時10分JR磯子駅着

    終電。
    ここで初めて時刻表を確認。
    東海道本線の始発電車に乗れば、鈍行を乗り継いでも10時33分に名古屋入りできることが確認できた。SF大会のオープニングは11時スタートだから、まだまだ新幹線を使わずとも間に合う時間である。私はほくそ笑んだ。

    しかしここで大きな問題が一つ。磯子は京浜東北線なのである。
    始発に乗るためには、東海道本線が通っている駅まで移動しなければならない。
    横浜まで戻るか、大船まで進むか。

    さてどうしたものかと、時刻表をもう一度確認。

    磯子−大船の駅間は12.6km。
    東海道本線の始発の大船発時間は5時10分。
    人が歩く速度は時速約4km。
    歩いても間に合いそうな距離。

    私は何となく冒険したくなり、歩き出した。なんとなくね。
    オリオン座を眺めつつ、虫の音を聞きつつ、テクテクテクテク。
    ああ、気持ちいい。ポケットピカチュウつれてくれば良かったなあ。と、このあたりはまだ呑気。
    04時30分 JR大船駅着 バンザイ

    コンビニで休憩

    さて後日談になるが、SF大会終了後に再度時刻表を調べたところ、磯子駅を通る始発電車に乗っても、東海道本線の始発に乗ることができた……らしい。
    05時10分大船駅から沼津行きに乗る

    品川駅を4時20分に出発した始発電車は、酔っぱらいがシートに横たわってグースカ寝ており、まるで終電のような雰囲気。車内のだれた雰囲気に、こちらの気持ちもくつろいでくる。 それではわたしも、のんびり電車の旅を楽しもうかと、本を広げた。

    広げた本は「世紀の大怪獣オカダ 岡田斗司夫のお蔵だし(イーストプレス)」

    ■アマチュアセルアニメの最高峰、「第22回日本SF大会 DAICON4オープニングアニメ」の解説  ■観賞後、この人たちにウルトラマンを作って欲しいと心底願った、奇跡のアマチュア特撮「ゼネプロ版・帰ってきたウルトラマン」の解説  ■今は亡き、雑誌「アニメック」の名物コーナー「ためになるゼネプロ講座」の収録  ■70〜80年代アニメブームを、読み手に総括させた名文と信じる、「小説版 機動戦士ガンダムU・解説」

    などなど、中学・高校時代に大いに楽しんだ、岡田氏が手がけた作品の解説と、氏が書きつづった記事、そして資料が満載の一冊。

    SF大会への道中で読むに、これほどふさわしい本はないと思う。 なぜならDAICONオープニングアニメがなかったら、ゼネプロ講座がなかったら、僕はSF大会のことを知ることはなかったかもしれないのだから。

    まさか30過ぎて初参加するとは思ってなかったけどさ。でも参加者の平均年齢って、30超えてるんだったな(笑)。

    ところで、「世紀の大怪獣オカダ〜」の本文中にあった、「帰ってきたウルトラマン(本家・円谷版)」NG主題歌に関する記述に一言。あれってCD化・カラオケ化の可能性は充分あるはずだ。なぜなら私が持ってるBGM集(LP)には収録されてるもの。
    05時51分JR小田原駅着

    そして、そのまま電車は立ち往生。
    なんと、大雨のためについいましがた小田原−熱海間の在来線が止まったというのだ。 目の前の穏やかな空、雲間から除く青空は何?とはいえ、空に文句を言っても仕方がないので、「日刊スポーツ」を買って車内で待つことにした。一面の記事は西川峰子宅が大雨で流されたというもの。ううむ世間は大変らしい。

    SF大会オープニングまであと5時間。

    06時40分JR小田原駅

    50分経過。電車は動く気配もない。
    結局、在来線オンリーの旅を諦めて新幹線のホームに向かう。
    06時53分JR小田原駅発

    こだま401号が小田原駅を出る。早い早い。ビュワーンビュワーン走るとはこのことだ。でも凄くつまらない。

    退屈なので、プログレスレポートの整理など行う。
    初めてじっくりと眺めるプログラム。どの企画も”その筋の人には”面白そうなものばかり。

    さて、何を観るか。
    「おたくアミーゴス」は外せないとして、あと「とんでも本大賞」「悪趣味映画の部屋」。
    いかんSFとはあまり関係のなさそうな企画にばかり目がいく。やはり私は「SFもちょっと好む人」らしい。
    08時14分JR浜松駅着

    新幹線から在来線に乗り換え。
    キオスクを覗いて「うなぎケーキ」を探すが見あたらない。残念至極。職場で食べたかったのに。 あきらめてホームに上がると、そこには既に3両編成の豊橋行きが待っていた。 クロスシートのローカルっぽい車両にわくわくする。
    発射までにはまだ時間が残っていたので、立ち食い蕎麦屋などをチェック。 「きしめん」は売られていないことを確認する。
    08時29分JR浜松駅発

    豊橋行きの各駅停車が出発。
    電車はゴトゴトと浜名湖畔を通過して行く。満足(^_^)/。そう、私はこの景色を観たかったのだ。
    09時01分JR豊橋駅着

    やっと愛知県入り。
    コンコースに上がると、そこには「きしめん屋」。流石は愛知県である。
    朝飯代わりに「きしめん」をつるつるとかき込む。 いや、うどんや蕎麦じゃあるまいし、「きしめん」をかき込むときの擬音に”つるつる”ってのは妙な気もするなあ。

    「ベラベラとかき込む」ってのはどうだろう?それも変かな?

    まあそれはともかく、初めて現地で食べた「きしめん」はなかなか旨かった。具は刻みネギと、刻みあげなのね。メモメモ。
    食べ終わると、もう名古屋行きの電車が出る時間。
    09時15分JR豊橋駅発

    名古屋へ向かう新快速に乗る。
    関西を走っている新快速と比べると、こちらの新快速はステンレス車であり見た目のインパクトと言う点ではどうしても劣る。しかし乗車後の印象は非常に良かった。
    明るい車内。特に先頭車両の開放感は抜群だと思う。運転席前の大きなガラス窓から得られる視界を、ほぼそのまま乗客に提供してくれるところが嬉しい。そのためだろうか?結構な数の乗客が進行方向前方の景色を眺めていた。またスピードもすばらしい。別料金を取らない快速電車が、豊橋−名古屋間72.4kmをたった48分で結ぶのだ。うらやましい。

    東京近郊の電車と比べるとその速さがわかる。
    例えば

    ・常磐線   上野−取手 39.6km/44分程度
    ・東海道本線 東京−平塚 63.8km/快速アクティで54分程度

    各駅での停車時間を無視して平均速度を出すと

    ・JR東海新快速:時速71km
    ・常磐線特急  :時速54km
    ・東海道本線快速:時速90km

    無茶苦茶な速さである。運転席見たら、メーター120kmから殆ど落ちないんだもの。

    10時00分JR金山駅着

    ここからは、会場まで歩いたって30分もかからない。
    会場まで地下鉄で行く手もあったのだが、町の様子を見たかったので、歩いて行くことにした。
    テクテクと歩いていると、道ばたに「SF大会会場への案内版」がちらほら。矢印代わりのロケット(ペットボトルで作られている)が可愛い。
    さて、もうすぐSF大会の始まりである。(つづく)

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