SMAP ’00 ” map Tour”
超不正確レポ 「こんなことやってた」


「こんなことやってた」東京ドーム

11月25日(東京1日目)


気づいたことあれこれ

気づいたことというか、まぁ今日のライブで感じたことをご報告したいと思います。
最初に、前段からお話しましょう。
23日の朝、嫌な予感に襲われながらも観てしまった「特ダネ」で一件のタイトルだけ知ってしまう。いつものことかと思うが、やけにみんなその記事を信じているっぽい。でも本人の口から聞くまでは信じないことにしようと思いつつ支度をしてさいたまスーパーアリーナへ。途中、そのけったくそ悪いスクープ新聞を持っているおやじ多数。きゃー見ない見ない!と目をそらしつつ。アリーナのゲートのあたりにはカメラマンがたくさんいる。これも見ないふり。
23日のコンサートでは、その話題は一切出ず。
しかし、そこにいる全員が確実に知っていること。中居さんはMCでは無理してるくらい元気に振る舞い、木村のトークはいつもより受けず。という感じでした。
その夜は、席が一緒だった人とご飯を食べに行って深夜に帰宅。明日の朝は不穏だからTVはNHK(私はTVのタイマーで起床している)と決めるが、睡魔に襲われつつ録画してあったうたばんを見つつ、寝る。ここで局が変わったらしく、朝私が起こされたTV画面には、さらに恐ろしい新聞記事が映っていたのでした・・・・しかしここではすかさずスイッチを切ったのです。でも、少しだけ残っていた気力が根こそぎされて、私は職場に休む旨を告げ、ベッドに戻ったのでした。
TVは絶対つけない。新聞は広げない。外には行かない。
まぁつまり寝てるときと同じです。そのまま、上に羽織るものをひっかけて、編み物を続行。
こんなふうにしてすごしました。だから、会見をしただとか、それをワイドショーがたくさん流しただとか、そういうことは一切知らずにおりました。
食べる気力もなくて、ジュースと、菓子パン1個くらいで一日過ごしてしまい、今朝25日の朝には結構お腹がすかすかと細くなっていてびっくりした。食べないって凄いね。
私はたぶん、ファンとしてはもっともダメダメちゃんな部類の24日の過ごし方をしたのだと思います。会社に行けば、私がファンと知るさまざまな人からいろんなことを言われるのでしょう。それを思うと足が竦んで。めそめそしながら、そのことは考えないようにしながら、ただ編み物マシーンと化していたのですね。
25日は、譲っていただいたチケットを友達に渡すという用事がありました。それが無かったら、ドームに向かう決心がついたかどうか。それでも、そういう特殊な日にあたる今日、その場に辛くても立ち会うことは貴重な体験なんじゃないかと思えるくらいにはなっておりました。出来るだけ人の少ない路線を選ぼうと、都営地下鉄オンリーを決行。中延(知らないでしょ?)から都営浅草線、三田から都営三田線。水道橋で降りるとそこはドームの近くです。ホームで見かけたSMAPファンらしい人には出来るだけ近づかないようにしながら行きました。
でも、やっぱり人に会うっていうのはいいですね。家にいて悶々としてないで外に出ればよかったのかな。でも、24日の東京の町に出る勇気は私には無かったです。
そして座席へ。今日は、Aさんに譲っていただいたアリーナD7ブロックです。Aさん、yenさんと並んで見ます。靴をアリーナ用の高いサンダルに履き替え、メモ帳を出し、双眼鏡の調節をして、飲み物を置き・・・いつもの準備完了。でも、どうしてもトイレに行きたくなり、今なら空いているだろうと階段を駆け上がり、列の少なくなっていたトイレに行って。ヤツがステージに出て来たときには、私はまだ席まで到達していませんでした。
では、ここから、ヤツの挨拶をレポします。ちょっと違うかもしれないけど、私の感じたままです。
舞台が暗転して、普通は左右のスクリーンに女の子が「らいおんハート」を歌う映像が流れるところ。ステージを覆い隠す大きなSmapカラーの布の前に木村が一人、スポットライトを浴びて登場した。衣装は、オープニングのブルーのスーツ。そして、話し始める。
「コンサートが始まる前に、自分の口から皆さんに報告があります。わがままを言ってこういう時間をとらせてもらいました。えー・・・・・俺今度結婚します。・・・・ほんとは、コンサートツアーが終わってから、言うつもりだった。みんなもすごく、びっくりしてると思う。でも、・・・・でも、ほんとに、今までどおり、一生懸命がんばっていくので。今までどおりの自分でいたいと思う。ほんとに、ほんとに・・・自分がSMAPのメンバーでいてよかったと思います。・・・・・」
大歓声。
「じゃあ、こっからがコンサートです。SMAPライブSmap(エスマップ)、一曲目」
そして、幕が落とされて、「Let it be」が始まった。
木村は、一言一言、言葉を選びながら、それに画面で見る限り泣き出しそうな顔を一生懸命抑えながら、話してくれました。口を歪ませて、上を見ながら。私はもう、「自分がSMAPのメンバーでいてよかった」というところで、これまでの緊張の糸がぷつんと切れて、後は泣きっぱなし。下向いて泣き、メンバーを見ては泣き。ジャラジャラJAPANも、Shakeも、その間のメンバー挨拶も。それからHappy Trainも。
客席は、最初彼がしゃべり始めたときから、好意的な声援を送っていたように思います。私はとても、そういう気分にはなれなくて、ただ聞くだけでしたけれど。

木村は、SMAPのメンバーでいてよかったと言った。
私は、SMAPを好きでいてよかったと、本気で思った。本当に心から、そう思えた。昨日まで、じゃないな、さっきまでの私は、二度とそういう気持ちになることは無いんじゃないかと思っていたのに。

今日は剛がとても男らしかったのです。話のオチがちゃんと作れるし、ソロがかっこいいし、ぴりりと締まってた。みんなのおもちゃ、アイドル的なキャラも持ってるし、ブラックにもなれる。いいキャラが立ってきたね。
ゴローは、悪役キャラ、ハブキャラを見事に演じてくれてた。ゴローありがとう。鼻くそキャラになってくれて。
慎吾は、緊張してる中居さんにシンクロしそうになってて、ちょっとキレが足りなかったけど、彼は彼なりにとてもがんばってて、ホントにいい子で、でかい人間だと思った。慎吾はツートップファンだし、あの二人の子供のようなものだから、こういう状況にどっぷり気持ち的には漬かってるんじゃないかと私は思うのです。だけど、それを、超えるくらいのキャラの大きさがあって、それで慎吾は今日も素敵だったよ。
中居さんは、とても緊張した顔をしていて、眉間のしわもいつもより多かったように思った。でも、目の配りぶり、MCの盛り上げぶりが見事でした。いつも以上に美人で、可愛くて、せくしぃで、かっこよかった。痛々しいと思ったのは最初だけで、あとはずっと、5人でコンサートをやれることが、5人でしゃべったり遊んだりすることがホントに好きで、嬉しいんだろうなと思わせてくれてた。
中居さん、来年のツアーをやることが決定したとも言ってくれました。
もちろん他の子達も、5人でいることの意味、ちゃんとわかってたと思う。
「客席を盛り上がらせずにおくものか!」という気迫というか、鬼気迫るものを感じました。そして、ちょっとだけ思ったこと。こんなに気合いが入れられるなら、いつももっと真剣にトークすればこんなに面白いのに、ということです。いつもも十分面白いけど、今日はなんだか、何かが憑いてるんじゃないかと思うくらいに、面白さ爆発でした。

私はとにかく、ばかみたいにずっと泣いてました。昨日一日、誰にも会わずにいたせいで、何も消化していなかったのが、木村の一言でどっかに行ってしまって、ホントにもう・・・・・今年のアルバムの曲よりも、過去の曲がダメでしたね。過去の曲を聴くと、それをやった過去のコンサートを思い出したり、そのとき思ってたことなんかを思い出したり。いったん止まっても、また、ほんの少しのことで涙腺がだーっと開いてしまって、泣きっぱなし。こんなになっちゃうとは思わなかったけど、泣くってすごく浄化されるのね。溜まってたいやなこと、全部吐き出しちゃった気がします。
結局涙腺は締まらず、アンコールまで、止まっては泣き、また落ち着いてという感じでした。

結論。今日はホントに、行ってよかった。行くのやめようかと何度思ったことかわからないけど、本当に、行ってよかった。神様、じゃなくてチケットを譲ってくださったのはAさんなんですが、今日のライブに行かせてくれてありがとう。



MC第1回


もうちょっと待っててね。
落ち着いて、ちゃんとレポしたいと思います。


11月25日(東京1日目)MC第1回終わり。



MC第2回(スケートボーイズ)も、待っててね。
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