00.6.12「平成日本のよふけ」収録を観に行ったレポ


今度のラッキーガールは、自宅の電話がNTTと特殊回線で結ばれていると言われているOさん。チケット電話予約の鬼ですが、彼女は努力もしていて、いいともの月・火(番組へとフジテレビクラブの両方)、サタスマの観覧とストラップクイズを毎週欠かさず応募し続けています。この努力が実を結び、「よふけ」の観覧は2回目。前回は番組へのはがきのほう、今回はフジテレビクラブでの当選でした。

午前中は会社に行って、会社の最寄り駅で待ち合わせをし、お台場へ。収録はフジテレビ本社で行います。アクアシティお台場で飯を食う。中華の「羅漢果」という店のランチセットが旨かったです。料理も旨かったが、デザートの杏仁豆腐は、好きなタイプのでお気に入りに。杏仁豆腐、ビニールのパックから固いのを出して切って出してるだろうここ、というのがときどきありませんか。固くなったゼリーみたいなのを杏仁豆腐ですと言って出す店は許せないです。やっぱり杏仁豆腐といったら、スプーンで掬ってももろくも崩れ去るそこはかとない控えめな風情でありながら、味は強烈な中華の最後を飾るにふさわしいしっかりとしたものがあって、お口の中でちゅるっとくずれて喉にとおっていくその食感・・・・・菱形に切り目が入っているのは、たいていだめですね。そんなことをせずとも、全体がひとつにまとまっていながら、揺らしただけではらはらと崩れていくくらいでなくては!
一緒に食べていたOさんはアマレットというイタリアのリキュールが好き。ここ羅漢果の杏仁豆腐は同じ味がします。杏仁というのは、杏の種のことで、アマレットも杏仁豆腐も、この味の素は杏の種の中、なのです。だから同じ味が。
杏仁豆腐といったときにこのちゅるちゅる本格タイプが出てくるのか、菱形固い偽者が出てくるのかは、出てきて見なければわかりません(アルバイトのおねーちゃんに尋ねたことありますが、大体要領を得た回答はこないのです)ので、ついつい、当たり外れが少なくて無難なタピオカココナツミルクに流れてしまうこともあります。
ハッ・・・・多くを語りすぎました。「よふけ」のレポを書くんでした。

集合は14:15。15分の少し前から、白シャツにタイトスカートのおねーさんが出てきて時計を見ています。きっとあの人だろうと思い、徐々に近づいていく私たち。少し後れて、このおねーさんが受付をしてくれて、並びました。もちろん先頭に並びます。Oさんの期待は、番組内の応募よりフジテレビクラブのほうが優先され、先にスタジオに入って先に前から並べるんじゃないかってこと。どうでしょう。期待はしますよね。
ここで15時くらいまで待たされて、スタジオへ。
ところが、先に動いたのは、後から受付をしていた番組内応募の列でした。がっかりな私たち。その子達は100人くらいいて、私たちが30人くらいかな。とにかく、階段を上りながら待つことに。これはアルタとかと同じで、スタジオと同じフロアに行くまでの裏階段に並ばされてます。そして、「おかげでした」と同じ通路をとおって、収録スタジオに。比較的方向音痴の私は、それが「おかげでした」のスタジオと同じところだったかどうかは・・・わかりません!

で、座り順ですが、正面と、ステージに向かって右手のサイドの席とがあり、番組内応募の子達は正面席の前から並び始めました。私たちは、サイドの最前列に並ぶように言われました。また最前列!(笑)ただし、サイドです。
ところが、この「サイド」がとてもいい席だったんですねー。
全部座ったところで、スタッフからほんの少し説明があり、それから前説の芸人さんが出てきました。「18金」(だったか?!『18禁』か?!忘れちゃった)というお笑いコンビだそうで、「僕たちを知ってる人ー」と訊いてましたが誰も手を挙げず。Oさんいわく「いっぱいいっぱいですね」だったんですが、いっぱいいっぱいであると同時に、どうも芸能界の基本的なこととか、客とのコミュニケーションの基本的なこととかがわかってない感じでありました。「スマップのファン」イコール「ジャニーズのファン(ジャニーズ系タレントなら何でも好き)」イコール「追っかけ」しかもそれが悪いことじゃないと思ってるらしくて、「ジャニーズのファンの人」と質問をします。来てる子は慎吾のファンであって、スマップのファンだとしても自分を「ジャニーズファン」だと思ってる人はそんなにたくさんはいないはず。当然誰にも相手にされず。しかも、追っかけ独特の用語を知りたいとか、わけわかんないことを言いまして、かなりこの時点で客席は引きまくってます。とうとう最後まで相手にされず、拍手の練習もちゃんとやってもらえず。
もっといろんな面で、芸能界の初歩的常識をわかってから出直してこい、という感じでありました。

前説の途中では、赤さんのセッティングが。見てはいけないものだそうで、忘れましたけども、あのいすの下にごそごそと・・・・(笑)
「赤さんコール」の練習もしましたが、そのときよりも、赤さんをセッティングしていたのを目撃したときのほうが客席は沸いていたのだった。
テーブルに置いてある花は、なんか造花ぽい。珍しいなぁ、ゲストに金やら交渉やらの苦労があって、花は生花が頼めないのかしら。と思っちゃいました。


さて、本番です。
スタートは15:50くらい。
音楽が始まってすぐに、左サイドのところから、鶴瓶と慎吾が登場!
きゃー!鳥肌!超近いわ、背が高いわかっこいいわで大変です!
1本目は、慎吾も鶴瓶も白いスーツでした。慎吾は中に忍者のアンダーウェアみたいなラウンドネックのインナーを着ていて超かっこいい。靴は薄いシルバーグレー(白?)のスリッポンで、中に足首の下までしか来ないソックスを履いてました。海に行く人が履いてるみたいなやつ。
早速正面前に立ってご挨拶と前振りを。
「ジュブナイル」の宣伝してました。もうすぐ公開、ということで、内容の紹介とか。千葉の漁港とかで撮ったんですってね。特撮のため、そこに無いものへの目線の合わせ方とか、大変だったそうです。鶴瓶、「さんまとマライアキャリーなんか目線合うてへんもんな」と。慎吾の映画は、そのへんばっちりだそうです。
1本目のゲスト候補は、子供に夢を与えた人ということで、ゲーム作家の堀井さん(ドラクエ作った人)、アイドルの写真を撮り続けたなんとかさん(名前失念)と、藤子不二雄Aさん。
堀井さんの話のときは、ドラクエのCMをスマップが撮った話になり、慎吾が「じゃあ僕は堀井さん」というと、鶴瓶「おまえ、CMやってるからそう言うんやないか?」と疑惑の目を。そして、麦茶でしたっけー、鶴瓶師匠のCMを自ら演じてみせてました。で、慎吾ははんぺんもやってるって話になったとき、赤さんが「中居はおむつのCMの話断ったらしいでー。いくらなんでも自分はお父さんやないから」と暴露したんです。
そういえば、中居さん、ラジオか何かで、そのうちおむつのCM来るのかな、って笑ってましたよね。あれは、す既に打診があった後なのかしらねぇ。
慎吾はその話を知らなかったみたいで「僕なら受けるのに!」と言ってました。み、見たいー!おむつCM!中居さんが、ほわほわんの映像の中で赤ちゃんとお顔をすりすりしたりする、おむつCMとか、ちょっとどたばたしちゃってる育児パパをやってるとことか、またはお母さん役で、慎吾ママみたいな可愛いヅラを付けて赤ちゃんとCMを!いや、慎吾でもいい。おむつのCM!やってほしいー!剛がナプキンのCMをやったくらいですもの、やっていけないことはないと思うし。キムラにはやってほしくないけどね、なんとなく。
で。本物のゲストは藤子不二雄Aさん。

藤子不二雄の片割れ。相棒の藤子F不二雄氏は、数年前に亡くなっています。
彼は一言で言うと、藤子不二雄の外交担当。もちろん創作も数多いけど、相方があまりに内向的だったために、社交面は一手に引き受けていたようです。
順不同で面白かった話をピックアップ。
彼らは、相方と隣り合わせに家を建てて住んでいたのだそうです。間取りは違うけれど、広さも一緒ですって。 で、鶴瓶が、SMAP5人で5軒家を並べたらどうだって、慎吾にふったんですね。そしたら、慎吾は一瞬考えて難しそうな顔をしたあと、「難しいですね」って言いました。たぶん、「家は1軒でいい。一緒に住めば」って思ったんじゃあ?(笑)いや、そんなことは考えなかったと思いますけども。
二人の藤子さんは、小学校の同級生。「そういうヤツおるか?小学校からずっと一緒で」って鶴瓶は聞くんですが、きっと慎吾の頭の中には、小学校からずっと一緒のメンバーの姿が浮かんでいたことでしょう。
慎吾、「僕、小学校からSMAPで、今年13年目なんですよ」って言ったら、まだまだだって言われてました。鶴瓶に「いつまでもSMAP続けていったらいいじゃないか」みたいに言われて、お客も「きゃー!そうして!」みたいな感じだったんだけど、「そうなるといいですね」みたいにしんみりと言ってました。
私たちが座ったサイドの最前列というのは、ステージの前のほうに近い(=ステージに向かって左)ほどよく見えて、右に行く(ステージの奥のほう)ほど出演者の顔が見えない感じ。私の位置がぎりぎり、慎吾の顔が見えるところでした。慎吾はとてもよく見てくれるので、笑いあったり頷きあったり、かなり客席とコミュニケーションをしてくれる感じです。私もOさんも大感激。絶対目が合ってる!錯覚ではなく!とね。


2本目の前にトイレ休憩。1本目は1時間40分くらい撮ってました。
それから、席替えです。正面最前列を後ろに下げて、2番目が後ろから2番目に、3番目が後ろから3番目に、という感じで、サイドの人は、正面の並び替えが終わってから、2番目のブロックあたりに適当に座りました。まぁまぁ、公平な感じに見えました。

2本目の前にも18金登場。もう、相当ダメ出しされてるので、今度もまた悲惨な目にあってました。1本目でつかまえた客「子供二人を置いてきた主婦と、旦那(ただし2人の子は奥さんの連れ子)」をネタにしてなんとかしゃべってた感じ。1本目で「赤さんコール」先陣係を命じられていたのがこの旦那で、じゃあ2本目は奥さんやってください、と言われたら、いきなりこの奥さん「おぉまえがイケナイんだぞぉ!」と、70年代のアイドルもかくやという甘えたしゃべりで旦那の背を強打!あまりのらぶらぶぶりに背筋が寒くなりました。
この前説では、放送が7月10日と17日、ということがわかりました。だから、「ジュブナイル」の宣伝をしていたんですね。

慎吾と鶴瓶登場。二本目のほうは、鶴瓶がグレーのスーツ。慎吾は、服のほうはよく覚えてないんだけど、靴は白いサンダルで、今度は素足でした。
2本目のゲスト候補はナントカ組の元組長さん。精神神経科医で犯罪者の精神鑑定とかをしている小田晋さん、アル中による幻覚を体験している中島らもさん。本物は、小田先生でした。

1本目の藤子先生はよくしゃべるし世慣れしている感じでした。小田さんは、しゃべり慣れてるんだけど、小田ワールドが物凄く強烈でした。
小田さんは、日航ジャンボ機羽田沖墜落のK機長の精神鑑定なども手がけた人。話し方はごく普通の気の弱いおじさんのようで、なんだか不安を感じてしまうのですが、きっと仕事の手腕は凄いのでしょう。
この回、鶴瓶がとにかく燃えていて、人はなぜ犯罪を起こすのかとか、未成年の犯罪についてとか、あつく語っていました。鶴瓶、熱い!慎吾は、あんまり口数は多くなくて、ところどころで短くコメントしていました。

2本目では、人はどうして人を殺すのか、という話がありました。その中で興味深かったのが、命を縮める闘争心という話。
人間は、誰かと争う気持ちになったとき、血の濃度が増して、とろりとしてくるのだそうです。それは、動物の本能に基づくことで、相手と戦うとき、もしも出血が止まらなかったら死を早めるので、出て行った血が固まりやすいようにとろみがつくのだそう。だから、カッとなったり切れたりするたびに、血は濃くなって、血管にこびりつきやすくなります。血圧も上がるので、それを繰り返すうちに、血管が死んでいくのです・・・・・ぞぞっ。こわー・・・・だから、怒りやすい人、誰かとすぐ争いになってしまう人は、自ら命を縮めているようなものなんですって。怖いでしょう?
だから、人間は怒らないほうがいいんです。通勤電車で足を踏まれたとき、この話を思い出して、あんまりキレないように私はしていますー。長く生きるのが必ずしもいいこととは思わないけど、不本意に死を早めるのはいやだよね。

途中から、難しい話になってきて、客席がだれはじめます。暑いし、眠いし。でも、私の後ろの列がとにかくうるさくて、ずっとおしゃべりしてるんです。慎吾の反応を見てくすくす笑ったり、ぜんぜん関係ないことをしゃべっていたり。荷物を動かして前の人の体にさわっても平気だし。私の隣は、他の観客の悪口を言ってましたね。
辛いのはわかるが、邪魔なんだよー!

とにかく、2本目はあれこれと辛かったです。
これも1時間半くらいかかって、終わったのが20時くらい。

だいたい、「よふけ」の時間までは起きていられないことが多くて、ちゃんと見てないんですけど、話はとっても面白いですよね。それに、席によっては慎吾とめちゃくちゃ目が合うので、幸せな気持ちになれます。


解散後は、おなかがすいていたのでうどんを食べて帰りました。
Oさんは、今年のコンサートでは、この「目を合わせる」というのを全員、慎吾を見習って実践してほしいと力説していました。剛が目を合わせるのは自分のうちわを持っている子だけで、ゴローちゃんは綺麗な子を探してばっかりで、中居さんはそもそも見えてなくて、木村は見えてるけど見てない。(Oさん説ですよ)慎吾を見習え!ということです。
そして、私の感想「慎吾はいい子だねぇ」に、とてもうっとりと頷くOさん。一昨年は木村、去年は中居うちわを振りつづけ(毎年1人に絞っているらしい)今年は慎吾かなぁ、と言っていました。
Oさんありがとう。慎吾がやっぱり本当にいい子だったとわかって私もうれしいです。
また何かあったら誘ってね。



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