日本語名 ペナンヒル・極楽寺
英語名 Penang Hill
国名 マレーシア
・2013年6月29日 作成
訪れた日 2011年5月20日
 

発車したケーブルカーは通常の電車と変わらないぐらいの高速で山をグングン登ってゆく。日本で乗りなれたケーブルカーの概念を完全に覆す高速ぶりで怖さすら感じた。古いガイドブックには2時間待ちと書かれていたが、高速になるという事は運転本数が増える事にもつながり、結果として輸送力が増加した。その恩恵で待つ事なくケーブルカーに乗る事ができた。この高速運転は輸送力強化が最大の理由と推察される。乗車時間も40分から10分に大幅に短縮した。

ペナンヒルは標高830mの丘。ペナン島の避暑地と言われているが、事実、常夏でうだるように暑い下界に比べると明らかに涼しい。ここに避暑に訪れる人は多く、見世物小屋もあって賑わっている。景色も確かに素晴らしいが、2時間待ちで来る所ではないような気がする。

タクシーで隣の極楽寺に移動して、今度もケーブルカーで寺に向かう。ただし、こちらは歩いても行けるし、車で直接乗り込む事も出来る。ケーブルカー乗り場にある怪しい土産物屋は特筆すべきかもしれない。そして、高さ約37メートルの大仏が現れる。ちなみに2002年製で、歴史は感じない。大仏よりも、その付近の怪しさが見ごたえがあった。

極楽寺は大仏だけの寺ではないが、我々は大仏を参拝した後は歩いて麓のバス停まで降りた。その途中に土産物やが連なるが、怪しい片言の日本語や英語が飛び交い、冷やかすには面白かった。明らかに怪しいアンダーグランドの雰囲気があって、アジアはやはり面白いと思った。


路線バスでペナンヒルの麓まで行き、そこからケーブルカーに乗る。この日はそれほど待つ事なく乗車できた。このケーブルカーは途中駅もあるが、利用者がいなければ通過する。途中駅に保存されていた旧型車が気になったが、ゆっくり撮影できるような速度ではなかった(終点には初代ケーブルカーが保存されていた)。終点のペナンヒルは見世物小屋や博物館がいくつかあった。巨大な蛇と一緒に撮影できる店では外国人が喜んでいたような気がする。入ったフクロウの博物館につうてはコメントを差し控える。

マレーシア最大の仏教寺院。敷地は12万平方メートルとの事である。ケーブルカーはエレベータレベルの乗り物だった。
高さ37メートルの大仏。古い大仏は解体されケーブルカー乗り場の屋根に移動されていた。ギロチンを連想してしまう。
大仏から怪しい入り口を通ると麓までのアーケードが・・・怪しい店がズラリ。面白くはあった。

http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


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