日本語名 平江路
中国語名 平江路
国名 中華人民共和国
・2010年7月24日 作成
・2012年2月19日 修正
訪れた日 2009年3月22日
2011年5月2日
2011年5月8日

小さな水路を行く手漕ぎ船に乗っていると気分もノンビリしてくる。九州の柳川と違って、完全に貸切なので周りに気を遣う必要もない。漕ぎ手の中国語の説明や歌が子守唄に聞こえる。住宅地の裏の水路を行くと、運河の水で洗濯をする人もいた。また、台所から水が勢い良く水路に降り注ぐ光景にも出くわした。この水路は完全に生活用水である。ただ、水質は気になった。夏は悪臭が漂うと聞くが、今日はそのような事はなかった。

平江路は古き良き蘇州の面影を残す地区である。水路があり、1.6㎞ほどの歩道がある。歩道沿いには歴史を感じる古い建物が並ぶ。お洒落な店も多いのであるが、生活観もあって生活道路としても機能しているようだ。観光用に整備したとの事で、観光客も多い。蘇州をどこか1箇所・・・というのであれば、この水路沿いを歩くのが良いと思う。

水路沿いの観光路もいいのであるが、一歩入った狭い路地も素敵である。ここは観光客も少なく、本当の蘇州の昔の生活を感じる事が出来る。蘇州の旧市街は高層建築が禁止されている。中国は小都市でも高層ビルばかりになって、何処へ行っても同じ景色ばかり・・・。こういった古い景色が、ある程度の規模で広く続く場所は少ないのではないだろうか。

観光地であるから土産物屋も多い。暑いからシルクの扇子(蘇州はシルクが名物)を買って、パタパタ扇ぎながらノンビリ歩いていると気分が良くなる。しかし、この扇子、100元のネクタイのオマケである。そして100元のネクタイであるが、交渉したら20元になった。日本人でなければこんなに吹っかけられなかっただろう。


左は観光用に整備された平江路、右は1歩入った裏道
平江路は撮影ポイントも多い。この日もチャイナドレスの女性を撮影するプロカメラマンがいた。
水路を行く観光船に乗る事が出来る。出来れば乗り継いで街を廻りたいが、私の知る限りでは起点に戻る船ばかりだった。
昔、タイで船にのったら有り金を強奪された事があったが、独りで乗っても大丈夫なのかどうかは判らない。
洗濯をする人、野菜を洗う人、そして家から出てくる生活排水。よもや下水ではないと信じたい。
夜の平江路もいい雰囲気。

http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


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