日本語 蘇州⇔上海
中国語 苏州⇔上海
国名 中華人民共和国
・2010年3月20日 作成
訪れた日 2009年3月22日
 

「CRH2」電車に乗った瞬間、噂には聞いていたが本当に東北新幹線「はやて」に乗っていると錯覚した。外観だけでなく、車内の構造も、インテリアもほぼ同一。これで、この国では「中国製」で通っているから恐ろしい・・・。まだ高速線は開通していないので在来線を200㎞で走るのだが、小刻みな揺れが新幹線とは大きく違う。在来線特急に乗っている感じすらする。日本の新幹線は確かに優秀だが、このような在来線の悪路(あくまでも新幹線軌道と比較して)を走るようには出来ていないだろう。壊れはしないかと心配になった。

指定された窓側の席には他の人が座っていたが、中国語が出来ない私は泣き寝入りして他の席に移った。しかし、「上海」から「蘇州」まで30分程度の旅。あっという間に到着した。線路とほぼ同一高さにあるホームのから見ると、ジョイントを刻む台車も丸見え・・・。こんなローアングルで新幹線を見た事が無いので新鮮であった。

戻りは快速列車、運賃は22元(300円程度)。驚くべき安さだ。ただし、混雑しており、機関車牽引の古い客車で居心地はあまり良くは無かった。行きは30分程度だったが、帰りは1時間ぐらいかかった。速度差を考えれば当然だが、開いた窓から吹き込む風が心地よく、ウトウトしながら過ごした。窓が開くという事は、200㎞で走るCRHとすれ違った時、どんな状態になるのか気になった。

やがて上海到着、大勢の乗客が入れ替わる。この快速列車には食堂車も寝台車もついており江西省の贛州まで行く。17時間走り、翌朝8時41分到着とのこと。中国にはこのような夜行長距離列車が沢山運行されている。高速鉄道の開通で、いずれ日本と同じ道を辿るとは思うが、羨ましい限りである。


上海駅から出発
はやて号が・・・・
車内はどうみても東北新幹線
在来線レベルの高さから見上げると・・・
中国の列車と並ぶと違和感がある
蘇州駅の待合室、列車単位で待合室が分かれており、非効率に感じるが、どの待合室も人で溢れていた
帰りのK469次
上海到着、列車はまだまだ先に行く

http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


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