日本語名 メークローン駅
英語名 MaeKlong
国名 タイ
・2016年1月10日 作成
訪れた日 2014年9月13日
 

「世界の車窓から」で放映されてから有名になって、鉄道ファンのみならず日本からの観光客も増えたとの事。しかし、連れて来てもらうまで、この駅の事は知らなかった。バンコク市街から1時間以上も塩田の中を車で走り、小さな集落を訪れる。普通にテントが立ち並ぶ市場に入ってみる。ここまでは特筆すべき事は無いのだが、足元を見ると線路が・・・・。

メークローン駅は、線路の上に市場があり、列車が走る時だけ市場の屋根が撤去される。列車の本数が少ないので、線路の上を有効活用してしまったようである。それにしても、商品を乗せた台が、線路の上にまで乗っかっており、鉄道が走れそうな気配は全く無く、列車が走る光景が想像できなかった。

列車を待つ間、渡し舟で対岸に渡ったり、食事をしたり買い物をしたりして過ごす。列車がやってくる時間が近づくと、各店で商品の片付けが始まる。列車は遅れているようだが、駅から連絡があるので、列車の接近時間は判るのだろう。やがて、駅員が手動の踏切を操作し、買い物客に対しては線路から出るように指示があった。いよいよショータームとなる。

テントが畳まれると、空が広がった。警笛を鳴らしながら遠くから列車が接近してくる。大勢の観光客がカメラを向ける光景が、ここが有名な観光地になっている事を現している。商品は列車が接触しないギリギリまで置かれ、食料品が線路の横まで並んでいた。この列車には垂れ流し式のトイレは無いのだろうか・・・・。日本ではありえない近距離でカメラの前を列車が通過し、駅舎に入っていった。列車が通過すると、一瞬でテントが開き、元の市場に戻っていった。

駅も観光地になっており、列車をバックに大勢の人が撮影していた。線路に降りて・・・・というよりもホームが無い。暫く停車の後、再びテントが畳まれ、列車が通過していった。鉄道ファンとしては、ここは鉄道で訪れるべきだと思うが、列車に乗っていては、市場が変化するこの光景を見る事はできない。


メークローンは渡し舟もあるし、小さいながらも楽しい街であった。市場も、いかにも東南アジア的なものである。唯一、足元に線路がある事だけが異なる。
駅の中にも店舗があり、市場の一部となっていた。列車が接近すると駅員が手動で踏み切りを降ろし、市場は一瞬で様相が変わる。
駅に食事が出来る場所があるが、列車が真横に停車しており、なかなか面白い。

再び、テントが畳まれ、列車が出発していった。この鉄道は日に3往復しか走っておらず、この光景を見れる時間帯が限られている。2014年現在の時刻は下記の通り

6時20分発
9時45分着
10時20分発
13時45分着
14時30分発
18時22分着
列車の到着までの動画です
折り返しの動画です

http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


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