●遠州鉄道

・2007年7月7日 作成
訪れた日 2007年2月28日
 

電車は想像していたより新しく、綺麗で、大手私鉄のお古が走る鄙びたローカル線をイメージは崩れ去ってしまった。列車間隔は12分。地方鉄道としては高頻度運転である。6分間隔の静岡鉄道と並び、成功している地方鉄道として知られている。乗客は専用のICカード(ナイスパス)を使い、改札を通過してゆく。

電車は浜松の中心街を高架線で進み、高架を降りても沿線は市街地が続く。車内は大勢の乗客で賑わっており、地元の足として定着している事がよく判る。単線であるが、どの駅でも見事なタイミングで列車交換が行われており、交換列車待ちなど発生しない。ロスを防ぐ為なのか、交換駅では右側通行となっている。かつては、11分間隔で走っていたが、1分伸びた所で利便性に変わりはなく、むしろ60分で割り切れる12分間隔である現在の方が便利なのではないだろうか。

終点の西鹿島に近づくと、ようやく地方鉄道らしいローカル線のような雰囲気が垣間見える。終点まで33分だが、景色があまり楽しめなかった事もあり、少々長く感じた。同じ電車で折り返すのは嫌だったので、天竜浜名湖鉄道で掛川に出て帰京しようと思ったが(直線距離では一番近道)、列車も少ないし、時間もかかる。やはり来た道を折り返すしか方法が無いようだ。

西鹿島駅には車庫があり、ツリカケ駆動の旧型車も入れ替えをしていたが、どの電車も綺麗に整備されており好感が持てた。旅情はあまり感じない鉄道ではあるが、鉄道が本来の機能を果しているようで嬉しかった。ラッシュ時の4両編成も見てみたいものだ。


主力電車
高架工事も進む
どこまでも市街地
終点に西鹿島はお洒落な感じ
車庫を併設する西鹿島
綺麗に手洗いされていた。


http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


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