氷見線

2016年4月17日作成
訪れた日 2014年11月22日
   

有名な海晴海岸で海に浮かぶ立山連峰を撮影していた。今日は快晴で、山も雪を被っていて最高の景色だった。大勢の観光客で賑わっていたが、この日は鉄道を撮る人よりも、一般の観光客の方が目立っていた。

氷見線に乗車するのは9年ぶりである。万葉線を訪れていた私は、氷見線に乗る為に、それぞれの起点である高岡駅まで戻る事なく、「如意の渡」という渡船を使ってショートカット。伏木駅から氷見線に乗車した。日があるうちに全線に乗車するのはこれが最初である。

「忍者ハットリくん」のラッピングが施された列車は高岡駅を出ると。工場地帯を行く。観光客が多い路線には似合わない景色であるが、貨物列車も走っている。能町駅は、貨物ヤードの中にあるような駅で、鶴見線のような印象を受ける。この駅で貨物線である新湊線を分岐する。

越中国分駅から海岸線に出る。ここから先の景色が、氷見線の絶景区間と言われている。この日は雪を被った立山連峰が、奇岩が浮かぶ穏やかな海のバックに聳えて見えた。雨晴駅で途中下車、海岸線に出て、上り列車を見送って、1時間後の下り列車で先に向かった。

終点、氷見駅は1面1線のシンプルな駅であったが、みどりの窓口もあり、観光地らしい活気もあった。氷見線を利用する観光客の大半は、高岡駅まで特急列車を利用して、そのまま乗りついていると思われる。しかし、北陸新幹線は高岡駅を通らない。新幹線開通が氷見線にどのような影響を及ぼすのだろうか・・・。


雨晴駅から見る立山連峰が絵になっている。この日も大勢の方が撮影していた。

海に浮かぶ砂州のような岩場で撮影していたら、隣にいた初老の方が、「そろそろ戻ります」と声をかけてきた。列車が来る時間が迫っていたので、その旨を説明すると、彼も一緒に撮影する事になった。

景色は最高だが、列車は日陰になってしまった。列車が通り過ぎて、画像を確認していると一瞬、列車に光があったった。隣の初老の方はその瞬間を抑えていた。

右の写真はその時のものである。

 

氷見駅は、機関車の着回し線もありターミナルの様相があった。

貨物列車も廃止され、現在は旅客列車だけで運用されている。1面2線の構造であるが、1線は使用停止され、実質1面1線のシンプルな駅である。それでも、活気もあり駅前にもタクシーが乗り入れていた。

能町駅で列車交換が行われる。貨物ヤードの中にあるような駅で独特の雰囲気がある。

http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


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