●静岡鉄道

・2007年4月15日 作成
訪れた日 2007年1月8日
 

まるでバスターミナルの一部のような駅を出発した電車は、それこそバス停なみの間隔で連なる駅に丹念に止まってゆく。電車というより路面電車という風情だ・・・。沿線も住宅地が続き、特に風光明媚という訳ではないが今日は富士山が良く見える。

東海道線の在来線を行くと清水付近で併走するローカル私鉄を見る事が出来る。ローカル私鉄といえば乗客減少に苦しむ姿が思い浮かぶが、ここは複線で列車の本数も多く(5〜6分間隔)活気に溢れている。郊外電車というより路面電車に近い、世界的に流行のLRTの方が似合っているような気もする。

かつては軽便鉄道や路面電車も存在していたのだが、これらは廃止されて、生き残った静岡清水線だけが元気に走っている。静岡鉄道はPASMOよりも早くICカードシステムを導入しており、車両も比較的近代的なステンレスカーで統一されている。趣味的には少々つまらないが、長沼駅の車両基地には旧型車が保存されていて、一見の価値がありそうだった。

「新静岡」から乗車して11km15駅、20分で終点「新清水」。こちらは鉄道だけの駅で、ローカル私鉄らしい雰囲気があって好ましく映った。JRの清水駅まではちょっと遠いが徒歩圏内。こちらは清水港線があった頃訪れた事があるが、貨物ヤードも消え去り廃止された鉄道の面影は何ひとつ残っていなかった。


2面3線の新静岡駅
この右手が駅に直結している。ちょっと迷った・・・。
3分おきにすれ違う
旧型車
終点新清水駅(橋の右側)


http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


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