●ドリームスリーパー

・2019年8月14日作成
訪れた日 2018年4月28日
 

ゴールデンウィーク前、夜行バスの予約サイトを見ると、唯一空席があったのが、東京と福山駅、広島駅を結ぶドリームスリーパーだった。空席があるのは、あまりに運賃が高いからだろう。高速バスは安いのが売り物だが、約2万円・・・。新幹線よりも高い。しかし、完全個室という豪華バス。少し楽しみだった。

かつて、夜行列車が数多く運転されていた頃は、自由席という選択肢もあったし、連休といっても旅をするのには困らなかった。しかし、夜行列車が廃止され、代わりに夜行バスを利用する事になったが、連休前のチケット入手は困難である。また、年齢的に、3列独立シートでないと体がもたない。その点、完全個室は魅力的で、夜行列車のような旅情も感じられると思った。

東京ドームホテル前から乗車するが、ホテルのロビーこそ使えるが、旅立ちの雰囲気ではない。バスは乗車して個室に入ってしまうと、周りからはシャットアウトされ、プライベート空間は確かにあるが独房という感じ。所詮バスであり、圧迫感があり、飛行機のビジネスクラスには及ばない。乗務員から丁寧な挨拶を受け、多少の優越感は感じながらの旅だった。

個室なので、カーテンを空けて夜景を眺める事も出来るが、照明がチカチカするので結局はカーテンを閉めて眠りにつく。翌朝、山の中を走っているところで目覚めた。自分の個室がある左側の車窓しか見えない。起きていると、個室は狭く、車窓も半分しか楽しめないので早く到着して欲しくなった。

福山駅には定刻の8時よりもかなり早く到着。福山駅前から列車に乗り継いだが、予定よりもかなり早い電車に乗る事が出来た。バスのダイヤは交通事情によってかなりアバウトである。

東京ドームホテルを22時30分出発。バスの車内は通路を挟んで両側に個室が続く。

荷物を持ち込んでしまうと、さすがに狭い。
夜行個室バスの旅は楽しくはあったが、寝台列車の旅には及ばない。

立って動き回れないのが一番辛かった。

http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


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