●呉線

・2019年12月8日作成
訪れた日 2018年4月29日
 

呉線は瀬戸内海沿いを走る広島近郊の路線である。呉は軍港として有名で、戦時中は目隠しの為、ブラインドを閉める事を強制されたとも聞く。東海道本線と併走して走るが、東海道本線が山側を走るのに対して、こちらは風光明媚な海側を走る。かつては夜行急行列車「安芸」が、東京駅から広島駅まで、呉線経由で運転された事もあるが、現在はそのような優等列車は存在しない。今日は天気が良い。海を見ながら、呉線の87qの旅を楽しむとする。

東海道本線の糸崎駅で、呉線直通電車に乗車する。国鉄型の2両編成の電車である。ロングシートでは景色が楽しめないので、立ちながら景色を眺める事にした。三原駅から呉線に入るが、しばらくは工業地帯の中を進みやがて、穏やかな瀬戸内海に出た。海に浮かぶ島々を見ながらの旅が始まった。

列車は海岸線をトレースするように進む。長閑な景色が続くが、今治造船の広島工場の巨大なドックが見えてきた。ローカル線である事に違いはないが、決して鄙びた路線ではない。忠海駅では大久野島に向かう人の行列が見えた。今日はゴールデンウィークの序盤。この電車も賑わっている。

竹原駅に到着。立派な駅舎を持ち、ホームも長い。90年代までは乗車人数は3千人もいたようだが、現在はその1/3以下となっている。利用者はどんどん増えて、かなりの満員状態になる。中高生ぐらいの若い人も多く、広島に遊びに行くのだろうか。

呉市の中心である広駅で乗り継ぎとなる。ここから先は20分間隔で列車が行き交う近郊路線となる。快速電車も超満員であった。呉駅の手前で、巨大なコンテナ船が建造されているのが見えた。戦艦大和もこの呉で造船された。ミュージアムなど訪れてみたいが、このまま先を進む。

沿線にはリゾートのような景色も続いた。広島市は海も綺麗だし、楽しい場所のように感じる。やがて快速電車は東海道本線に乗り入れ、デーゲームの開始を待つスタジアムの横を通り広島駅に到着した。

糸崎駅。奥の国鉄色のFE66の貨物列車、国鉄型の電車と、何ともレトロな雰囲気で旅が始まった。

呉線最初の駅は須波駅(下)。渋い駅舎が特徴的な駅で、呉線の歴史を感じた。

しかし、貨物ホームは役割を終え、利用客も2桁台。フェリー乗り場も近い筈だが・・・。

駅舎はこの年の11月には解体され、須波駅はホームだけのシンプルな駅になってしまったらしい。
呉線は海をトレースして走る。
瀬戸内海なので海は穏やかである。

忠海駅手前の踏切(下)

立派な駅舎がある竹原駅(右下)
広駅で電車を乗り換える。近代的な通勤型電車が運転されていて、広島近郊区間だと感じる。快速電車も高頻度で運転されている。
呉はあらためて訪れてみたい場所であるが、今日は素通り。

http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


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