●三保関

・2006年6月3日  作成
訪れた日 2006年2月25日
 

薄暮の空に灯光が点った。海を見れば、まだ白い残雪を被った伯耆大山が暗い海に浮かびあがっている。同行者共々カメラを構え、夢中になって灯台を、海を・・・様々な角度から撮影していた。展望台で、ふと気がつくと、自分達の世界に浸っていたカップルの雰囲気をブチ壊していた。私は、そこにカップルがいようが、いまいが、気に留めないが、同行者は遠慮しているようだった。

薄暮の三保関には、カップルが2組ほどいたが、他に人影は無く、少々寂しい雰囲気だった。同じ灯台でも観光客で賑わっていた同一県内の日御碕とは随分異なっていた。この三保関の灯台は日御碕同様、世界的歴史灯台100選、日本の灯台50選に選ばれている。近所に由緒ある灯台が二つもある事は驚きである。灯台官舎は食堂や売店に改造されているので、日中は賑わっているのかもしれないが、この時間は閉鎖されてしまっている。そういう訳で日御碕に比べて寂しさを感じた。

この三保関灯台だが、明治生まれの石造り灯台。背は低いが、ドッシリした建物は風格があって好ましい。私の個人的な好みでは日御碕より好きである。灯台の事ばかり書いたが、三保関灯台のある島根半島は、砂州や中海が入り組んだ複雑な地形だ。カーナビがあるから迷わないが、漫然と助手席に座っていると混乱してしまった。

三保関灯台全景
官舎跡は食堂と売店に
上の写真と同じアングル
灯りが点いた
手前のライトは岩礁の照射灯だろうか
海に浮かんだ伯耆大山


http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


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