●奥出雲おろち号

・2007年2月12日  作成
訪れた日 2006年8月26日
 

楽しみにしてた木次線のトロッコ列車「奥出雲おちろ号」。好天で喜んでいたが、備後落合で列車を待っている間に天気が怪しくなる。雷鳴が轟き、列車が発車する頃は土砂降りになった。白眉の3段スイッチバックは雨の中であった。雨男の本領発揮だが、ボックス席にいた他の乗客は普通車に逃げたので、ゆったりと席を確保できた事だけが良い。乗客の殆どは出雲横田から乗車して備後落合で折り返すようだ。

ところで私たちが乗車した備後落合駅へは代行バスで来た。芸備線が土砂崩れで不通の為だ。2月に此処へ来た時は木次線が不通だった。中国山地の山間は大変な所だ。最近は異常気象でローカル線が打撃を受けている。もしも、次に木次線で大規模な障害が発生したら、そのまま廃線になるのでは・・・・という不安を強く感じた。三江線がズタズタになった台風の時に、木次線の様子が心配になって、そして早めに乗ろう! と心に決めて今回の旅になった。

2月に不通だった時に、恨めしく思っていた3段スイッチバックを今走っている。車窓には木次線の運命を危うくした国道、「奥出雲おろちループ」が見える。皮肉にもこの山間の巨大ループを列車から見る事が、このトロッコ列車の目玉にもなっている。2月に代行タクシーで寄り道したスイッチバック駅「出雲坂根」では列車交換。あの時、ここの焼き鳥は絶品と聞いていたので、迷わずビールと共に購入する。確かに美味で、あの時の代行タクシーから情報を貰っていなければ判らない事だった。

やがて天気は快晴に。電話で予約していた「ソバ」を亀嵩駅で購入。風に吹かれながら食事をしながらビールを飲む。幸せを感じる時。景色は単調になるが、ノンビリして良い。何より、この沿線には段々畑が広がり、黄金色の穂が目を楽しませてくれる。九州や四国では荒れ果てた段々畑跡を沢山見てきただけに、この日本古来の景色が嬉しかった。終点「木次」には14時51分着。2時間22分の充実した旅が終わった。さて、ここから東京までが遠い・・・。

分岐点である備後落合は無人駅
トロッコらしい景色
奥出雲おろちループ橋の一部
3段スイッチバックを行く
列車交換の出雲坂根では小休止
夏のローカル線
下り列車は機関車がプッシュする


http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


back