●角島・特牛駅

・2020年2月1日作成
訪れた日  
2018年4月30日

私は雨男だから何処でも天気が良くない。しかし、ここを訪れる時は晴れて欲しかった。朝は曇っていたが、天気が回復するとの天気予報を信じて山陰本線の下関駅から東上の旅を始めた。8時前、滝部駅で下車し、角島方面のバスに乗る。ゴールデンウィークであるが乗客は疎らで、ほぼ貸切状態。やがて、角島大橋を渡り、目的地角島へ。

角島に憧れるのは、灯台ファンとして有名な角島灯台を訪れたいから・・・。総御影石造り、日本に二基しか存在しない無塗装の灯台として有名だが、この島までの道、角島大橋の美しさも心惹かれていた。少し前の映画になるが、ここを舞台とした石田ゆり子がヒロインを演じた「四日間の奇蹟」も有名である。

日本とは思えない景色として有名な角島大橋。コバルトブルーの海の中を突き抜ける。この日は曇天で、イメージとは少し異なるが、それでも美しかった。9時前、観光にするには早すぎる時間に到着したが、ゴールデンウィーク中だ。早めに観光して、島を脱出する必要がある。灯台に登って、近くの土産物屋で浜焼きを少し食べて、ロケ地の聖地巡礼を開始する。礼拝堂(公衆トイレ)、療養センター(つのしま自然館)を訪ね、昼前のバスで島を抜ける。すでに、バスは遅れていたが、午後は渋滞でどうなるかわからない。

角島大橋の本土側の起点で下車。ここはビューポイントとして有名である。晴れてきたが、思ったような青空ではない。売店の人曰く、今日は黄砂のせいで空が黄色くて駄目との事。次のバスを待つが、これが相当遅れている。集落で下車して、特牛灯台を目指す。昼食を摂りたかったが、お店が無い・・・。

バスに乗って滝部駅に戻り、山陰本線を東上する旅を続けたい。しかし、バスは1時間以上の酷い遅れである。やむを得ず。 集落から一番近い特牛駅まで歩いて、列車で滝部駅に戻る事にした。一番近い集落とっても3q以上ある。特牛駅は映画では伊上畑駅となっていたが、ここもヒロイン石田ゆり子の写真などが飾ってあった。列車まで2時間あったが、居心地はとても良かったが、無人化され、乗客も現れず。駅としては寂しかった。 

角島は観光地。ゴールデンウィークで観光客で溢れているが、路線バスを選択する人は僅かだった。

角島大橋を走る際は気分が高揚する。しかし、午後は右下の写真のような渋滞。
灯台ファンには堪らない

角島灯台
1986年(明治9年)初点灯
美しさでは日本一と言われている(右)


長門伊瀬灯台(下)


特牛灯台
1912年(明治45年)初点灯(右下)

  
難読駅としても知られている特牛駅。角島へ行くバスはこの駅も通るが、滝部駅の方が利便性が良さそうである。

集落からも3q以上離れており、付近には民家もない。車でやってきた観光客はいたが、列車を利用する一般客は見なかった。

かつて列車交換できる駅だったようだが、単線化されて久しいが猫が住み着いている。有名な猫らしい。
今日は特牛駅から長門駅方面の上り列車に乗る予定。しかし、上り列車を見送り、下り列車に乗車した。

特牛駅から乗車してしまうと、滝部駅と特牛駅間が未乗車区間として残ってしまう。為である。

列車で滝部駅に戻り、列車交換する間に上り列車に乗換え、再び東上する事にした。

時間が殆ど無かったのでスリルがあった。


http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


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