南大夕張(廃線跡)

2004年5月23日作成
訪れた日 2003年10月5日
 

夕張線の清水沢駅にたどり着き、風景を眺める。懐かしさと同時に、すっかり寂れてしまった光景に胸が痛んだ。かつて、石炭を満載した貨車が止まっていたヤードは巨大な空地となっていた。跨線橋が空地を越えて、夕張線のホームと駅舎を結んでいた。

現役だった三菱石炭鉱業(清水沢−南大夕張)を訪れたのは1984年の事だった。それから何度も北海道を訪れたが、道東や道北ばかりを目指して、廃鉱跡となった夕張には目もくれなかった。三菱石炭鉱業も1987年に廃線となり、気にはしていたが訪れる事はなかった。

道路に沿って走っていた線路。レールこそ無いが、雰囲気が残っていた。南大夕張駅は「三菱大夕張鉄道保存会」によって保存されており、3軸ボギー台車が珍しかったスハニ6も保存されていた。あの時に乗った車両だ・・・。綺麗に整備された車両を見て懐かしさがこみ上げる。同時に、こんなに綺麗に保存している方々に感謝した。

大夕張線沿線は炭坑跡を思わせる雰囲気は残っているが、炭住などは整理されていて、かつてお化け屋敷に見えた鉄筋コンクリートの団地の廃墟などは姿を消し(恐らく遠幌か清水沢炭鉱の跡)、暗い雰囲気は多少、払拭されているようだ。清水沢駅付近では子供の姿も見え、なぜかホッとする。

関連ページ
三菱石炭鉱業(現役時代)
大夕張


清水沢駅(跨線橋の下に貨物ヤードがあった)
大夕張線のホームがあった辺り見る
スハニ6の3軸ボギー台車
保存車両郡
かつてと同じ綺麗な車内


http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


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