●朱鞠内湖

・2003年7月25日作成
・2016年11月27日写真追加
訪れた日 1986年8月15日
2003年11月15日

日本最大の人造湖「朱鞠内湖」。1943年(昭和18年)。農業用水、水力発電のための雨竜ダムと、巨大人造湖(周囲約40km、面積約24km)が出来上がった。深名線は、この建設に携わっていた。北海道ではありがちな、タコ部屋の強制労働、朝鮮人労働者の強制労働による犠牲者も多いと聞く。廃止された深名線建設にも強制労働による犠牲者がいたことは充分に想像される。そして、朱鞠内湖は残ったが、廃止されてしまった深名線建設に携わった人の苦労は報われる事があるのだろうか。

深名線が無ければ訪れる事も無かったであろう朱鞠内湖。「湖畔」乗降場より、かなり歩き(私は「朱鞠内」から歩いたが)辿り着いたが、ハッキリ言って人造湖は嫌いである。したがって冷めた目で見ていた。展望台に立つと、次々にカップルが車で乗り付けてきて、独り旅の寂しい身にはどうも気に入らない。

深名線が、人煙稀なる所を走ってきただけに、遊覧船まで走っている湖が突然現れた事に戸惑いを感じてしまったが、道央の隠れた観光地である。深名線が廃止されても、ここを訪れる人が減ったとは思えない。ユースも出来たと聞くがライダーで賑わっているのだろうか。

2003年11月に民宿「ゆきのおと」に泊まって、深名線沿線、朱鞠内湖および朱鞠内駅跡を訪れてみた。当時も民家が無い場所だと思っていたが、シーズンオフに訪れると人気も無く、ここに鉄道があった事が不思議に思った。

深名線へ


最初に訪れたのは1986年。

2003年に訪れた時の案内板に深名線の表示があった。
朱鞠内湖は雨竜第一ダムによって生まれた。戦時中の建設であり、劣悪労働などにより犠牲者も多かったとか・・・。
朱鞠内駅跡には朱鞠内コミュニティー公園が作られた。


http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


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