●いすみ鉄道

・2006年4月30日  作成
 
訪れた日 2004年9月5日
2006年4月8日

上総中野駅、出発を待ついすみ鉄道の運転士さんに挨拶をする小湊鉄道の若い美人車掌。小湊鉄道の老朽ディーゼルカーと女性車掌はちょっとアンマッチだが微笑ましくなる光景である。この光景がいつまでも続く事を祈った。

存続問題で揺れるいすみ鉄道の車両はレイルバスで、旅情の点ではイマイチ。しかし、鮮やかな塗装と、綺麗にメンテナンスされた清潔感のある車内は好感が持てた。デビューが1988年なので、レイルバスとしては耐用年数いっぱいと思われるが、まだ新車のような状態だった。窓が汚れていて、車窓の写真に苦労した小湊鉄道とは大違いだ。その大きく、綺麗な窓ガラスに菜の花が広がった。

小さな途中駅・・・。どの駅も、菜の花畑と桜の木が見事なコントラストを見せている。菜の花同様、桜の木は植林したのだろう、まだまだ小さい。歴史を重ねる毎に見事になってゆくのだろう。この桜の木が巨木になった時、果たしていすみ鉄道は存在しているのだろうか・・・。不謹慎ながら、廃駅と人知れず咲く桜の光景が脳裏をよぎった。

途中駅の大多喜で運転士が交代、昨年秋に乗った時に運転していた方だ。向うは覚えていないだろうが、ちょっと懐かしく、元気だった事が嬉しい。小湊鉄道同様、ここを訪れる頻度は高くなりそうなのでまた会えるだろうか・・・・。次第に沿線は平坦になり、一面に広がる水田では田植えの準備作業が始まっていた。水面に姿を映しながら走るローカル線も素敵だ。

2006年、例年になく冬が寒かった。おかげで菜の花は6割しか咲かなかったようだ。それでも充分に綺麗だった。列車から見る菜の花も素敵だが、今度は菜の花畑を行く列車も撮ってみたくなった。

上総中野
花畑を行く
どこも菜の花
小さな駅も菜の花で覆われていた
大多喜で列車交換
写真提供デビルイヤー

http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)

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