1985年、筑波で万博が開催された。万博にも勿論行ったが、乗り物好きとしては、万博会場までの臨時列車や駅から会場を結ぶバス・そして試乗できるリニアモーターカーといった乗り物に興味をもった。そして万博が開催されるまで宣伝のために走ったEXPO’85サイエンストレインも懐かしい。
まず、最初に万博を感じたのは高校3年の春合宿。万博用の臨時宿泊施設を使っての茨城遠征で、ラグビーの全国区でもある強豪「茗溪学園」と試合をした帰り道。バスが手配できず歩いて夜道を帰ったが、何も無い田園地帯から夜空に向けて投射されるレーザービーム。ああつくば博をやっているのだなぁ・・・と思った。田園地帯に聳える科学都市は、とても奇異に思えたが、今から思うとラスベガスに似ていた気がする。余談だが、万博用の施設では、簡単な食事しか用意されず、合宿中は辛く、毎日飢えていた記憶がある。
富士通から貰った招待券のおかげで、万博には行ったがやはり連接バス(定員160名・全長18m)の方が面白かった。100台ものバスが万博中央駅から会場までを結んでいたが、終了後は一部が羽田−成田のリムジンバスで活躍しただけで、半年しか走らなかったのだ。なんと勿体無い。
国鉄の臨時列車は大宮から武蔵野線経由で常磐線の万博中央駅まで走っていたのが印象深い。20系と呼ばれた旧型の寝台客車や寝台特急電車などが使用されたが、一度は乗り遅れ、再度チャレンジした時はホームで撮影をしていると出発してしまったため、結局乗れず仕舞いだった。
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EXPO’85サイエンストレイン |
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電電公社も懐かしい |
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EXPO’85サイエンストレイン車内 |
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エクスポライナー |
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エクスポライナー |
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万博中央駅 |
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連接バス |
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会場内夜景 |
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会場内夜景 |

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