宮ヶ瀬ダム

・2014年11月3日  作成
 
訪れた日 2013年8月11日
 

宮ヶ瀬湖は大きい。観光船が出る「鳥居原エリア」、ピクニック場のある「宮ヶ瀬湖畔エリア」、そして「ダムエリア」がある。車で最初に訪れたエリアの駐車場で、年老いた駐車場案内係に、「ダムはこちらですか?」と聞いたら「そうだ」と言うので停めたが、売店で確認すると全く違う事がわかった。文句のひとつも言いたかったが、食事だけ摂り、あわててダムエリアに向かった。総貯水量は芦ノ湖と同じ、ダム湖特有の、入り組んだ形の為、面積以上に移動するのに時間がかかる。

向かったのは下流にある「あいかわ公園」。ここからダムまで約1qあるが、シャトルバスであるロードトレインは家族連れで混雑しており、独りで乗車するのは憚られて歩いて向かう。今日は盛況であるが、首都圏に近い観光地だからであろうか。途中、副ダムである「石小屋ダム」が現れる。そして上流を見ると聳え立つ「宮ヶ瀬ダム」が現れた。1967年(昭和44年)にダム計画発表以来、31年をかけて、2000年(平成12年)12月に完成した巨大なダムである。

インクラインに乗車して上部の堤に向かう。雰囲気はまるでケーブルカーである。ただし勾配は、今までに経験の無いくらい急勾配である。また、並列単線であり、途中での行き違いはあるが中腹の交換設備は無い。タイミングの問題だろう、乗客は私ひとりだけであった。「工事中に活躍したダンプトラック搭載型インクラインの一部を活用し設置されたケーブルカー」との事である。インクラインから眺めるダムの迫力には圧倒される。

ダム上部には展望台があり、「宮ヶ瀬ダム水とエネルギー館」がある。展示物や資料を見ると、かつては、自然豊かな渓谷だった場所だった事がわかる。都市部の生活の犠牲がここにある訳である。移転を余儀なくされた方々には複雑な思いもあると思うが、首都圏から近い故に観光開発も積極的に行われており、今日のように、どこも賑わっているのが救いである。

さて、今日の目玉はダムの観光放流である。ギャラリーが一斉にダム下部に集まる。中央部分から放水されるが、真夏の酷暑の中、水しぶきがとても涼しかった。ダムの放水を見たのは初めてではないが、なかなかの迫力があった。どうせなら、最上部の「非常用洪水吐き」からの放水を見てみたという思いはあるが、不謹慎だろうか・・・(宮ヶ瀬ダムは水門が無く自然越流式というそうだ)。

あいかわ公園から歩いて、最初に現れるのは副ダムの石小屋ダム。副ダムでもこれほど大きいの本体の大きさを物語っている。

あいかわ公園とダムを結ぶロードトレイン「愛ちゃん号」

そして、ダム本体が見えてくる。かなり大きい・・・。
インクラインでダム上部へ移動する。ケーブルカーであるが、かなり急勾配。エレベータで上下する事も出来る。
ダムの保守にも使われており、観光専用という訳ではないようだ。

最大傾斜角は35度。恐らく日本一だと思うが、ケーブルカーとしては認められていないようだ・・・。線路もH鋼、一般の鉄道とは少し違う。
ダム上部から見たインクライン。

下を見るとクラクラ・・・・。

この夏は水不足で、湖もかなり干上がっていた。ダム湖の水位が下がると不自然な水辺が現れる。
建設前後のパネルを見ると複雑な気持ちになる。

観光放水は常用洪水吐からの放水である。この日は水しぶきが涼しかったが、放水が終わる頃に雷鳴がとどろき、夕立がやってきた。急いで駐車場へ向かったが、多くの人が濡れてしまったであろう。
ダムの観光放水のシーンです。

http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)

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