●秩父鉄道

・2002年12月28日  作成
訪れた日 1990年6月23日
 

1988年から運行を開始した秩父鉄道のSLパレオエクスプレス。秩父地方の観光促進目的の列車なので、動体保存とい目的が薄いのか、機関車には現役時代には無かった横文字がレタリングされていて気に入っていなかった(現在はレタリング文字は無い)。それでも珍しくなった旧型客車が連結されていたりして見所もあり、起点の熊谷に知人がいたので乗ってみる事にした。

乗ってみれば、やはりイベント列車という雰囲気で、旅情を感じるには程遠かったが、客車だけを見れば、懐かしい旧型客車なので、まぁ貴重な体験ではあった。空いていたので、カーブにさしかかる旅に右に、左に席を変え、窓を開けて機関車を撮影する。ただしJRとは異なり、車両限界が狭いのか架線柱がぶつかりそうで怖い。

終点三峰口近くになると峠道になり、機関車も奮闘する。行き違い設備のある駅ではタブレット(通行手形のようなもの)の受け渡しの為、列車は右側の線路を速度を落とさず通過する。機関助手が待機している駅員にタブレットを放り投げ、駅員は体を回転させながらキャッチ。機関助手は、タブレットキャッチャーにセットされているタブレットを受け取り次の区間を目指す。落としたらどうするのだろうかと疑問もわいたが、何より格好よかったのはタブレットを受け取る駅員。基本的にタブレットは鉄のリングなので、まともにぶつかれば怪我をするだろう。体を張って仕事をしているという感じが素敵だった。

急行列車
SL列車
客車だけを見れば懐かしい雰囲気
奮闘する機関車
タブレットキャッチ

http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)

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