●真岡鉄道

・2006年1月6日 作成
訪れた日 2005年8月21日
 

シュルシュルと音をたててて走る客車の走行音、後ろへ後ろへ去る景色、真下を覗くと枕木が物凄い速度で流れている・・・。20年くらい前の客車列車の最後部で感じた体験を思い出していた。真岡鉄道SL列車・・・SLへの興味はイマイチだが、古い客車列車には興味がある。真岡鉄道を訪れたのは、この旧国鉄の客車列車に乗りたかったか為であった。

小学校が夏休みの8月下旬、車内は家族連れが多く、小学生が車掌として体験乗務する企画も行われていた。おかげで家族連れが多くて、車内は賑やかな事この上ない。厳しい残暑の中、冷房も無い車両の中では「こんなに暑いならやめとけばよかった・・・」との声も聞こえる。窓を開けて涼風にあたるのが旅情だと思うのだが・・・。

牽引されている客車は50系という国鉄最後の一般型客車。SL世代より新しい近代的な車両で、学生時代の旅行ではお世話になった。幹線スジの普通列車といえばこの車両だった。デビューから20年で、殆どが姿を消してしまった悲運の車両である。現在はイベント用としてごく少数が残るにすぎない。

関東平野の北端を走る真岡鉄道。車窓は水田が広がるが、平野に残った雑木林を横切る事がある。枝が上空を覆い、まるで緑のトンネル・・・木が車体に触れそうだ。常総線や、小湊鉄道でも同じような光景を見る事が出来るのだが、これは沿線の木を手入れしていない結果なのでは? 国鉄時代からこうだったのだろうか・・・。SLの煙突から引火しないか心配だ。

入れ替え中のC11
ターンテーブルは注目の的
緑のトンネル・・・
独特の真岡駅
一般車両は鉄道車両としては珍しい市松模様
夏・・・って感じ

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