両毛線

2018年10月20日作成
訪れた日 2015年5月5日
2015年5月6日
2016年5月7日
2016年9月3日

小山駅の外れ、新幹線の高架下のホームを出発した電車は水田の中をひたすら走る。退屈な景色がひたすら続くが、田植えの時期はまるで湖の上を走っているようである。関東近郊であるし、それほど興味も無い路線であったが、2015年の5月に訪れて印象が変わった。

小山駅から高崎駅を結ぶ両毛線は、各駅停車だけの地味な路線である。しかし、沿線の「あしかがフラワーパーク」でイベントがある際は、臨時列車が乗り入れてきて盛況となる。座席指定の列車であるが、沿線に「みどりの窓口」がある駅が少なく、帰りの切符は予め手配しなければならない。初めて「あしかがフラワーパーク」を訪れた際、普通列車を利用したが、乗り入れてきた国鉄色の485系特急車両に驚き、撮影してみたくなって連日、両毛線を訪問した。それが2015年の事であった。

2016年は、水戸線直通の臨時列車に乗車してみた。帰りは、西日の水田の中を走る姿を撮影したくなった。時間があったので高崎まで全線完乗して折り返してきたら、途中の架線障害の影響で撮影可能な時間には戻ってこれなかった。

両毛線は国鉄型車両が活躍している貴重な路線として鉄道ファンに親しまれている。2016年時点では、パンプキン電車と言われた115系や、107系が現役だった。2018年現在でも、国鉄時代から増備された211系が運用されている。私が始めて両毛線に乗車したのは1988年、前橋に住む友人に会うために乗車したが、その印象は殆ど残っていない。もっとも夜行急行列車を途中下車して小山駅から乗車したので、寝不足で寝ていたかもしれない。しかし、2015年から2年間の間に4度も訪れている。


思川駅付近で水田と一緒に撮影する事が多かった。この駅は駅前にコインパーキングもあるし、駅付近に撮影ポイントもあるので、電車利用でも乗用車利用でもどちらでも便利だった。

臨時列車が乗り入れてくる5月は、国鉄型の特急型車両も多くやってきた。水戸線直通列車は、交直両用車両が必要な為、485系が使われていた。
211系がやってくるとガッカリしたが、これも首都圏から追われた車両である。そのうち貴重な車両として注目を浴びる日が来るであろう。
2016年から、水戸線直通の臨時列車は651系になったが、優等列車としての定期使用はない車両で、貴重である事には変わりない。
やはり115系の塗装は景色に馴染む。クロスシートに座ると旅行気分を味わえた。あしかがフラワーパークの最寄り駅である富田駅から外国人が同じボックスに座り、緊張した事があった。

一方、107系はロングシート、旅行気分が味わないので好きではなかった。

http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


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