新井薬師・沼袋

・2015年10月12日  作成
  
訪れた日 2014年1月25日
2015年5月2日       

西武新宿線を利用していた際に、駅名は知っていたが降りた事が無かった新井薬師駅。駅名になるぐらいだから、有名な寺院がある事は知っていた。西武鉄道の地下化工事開始に伴い、周りの景色が変わる前に付近の散策を兼ねて訪れたみた。

新井薬師は。梅照院といい、目と子育てに御利益があるとの事。初詣のテレビCMも見た事がある。その最寄駅が西武鉄道新井薬師駅であるが、あまりに静かな駅で驚いた。各駅停車しか停まらない駅であるが、初詣の時期は賑わうのだろうか。西武鉄道の駅にしては珍しく、駅舎が地平駅(駅舎とホームが地上面にある)で、少し懐かしさも感じた。

新井薬師駅から狭いバス通りを歩く。道路の両側がアーケードになっていて商店街が続く、シャッター街になっていないのが嬉しい。やがて徒歩5分程で両側をビルに囲まれた寺院に到着した。入り口は狭いが境内はそれなりに広く、風情があった。井戸水も出て持ち帰れるとの事であるが、東京23区の井戸水・・・という事で、飲料には適さないと思われるがどうだろうか・・・。

正直言えば、もっと大きな寺院を想像していた。この日は参拝客も疎らで静かであったが、初詣や行事がある時は賑わうのだろう。商店街が持続しているのも、駅か徒歩でやってくる参拝客の存在が大きいのではないだろうか。

昭和を感じる駅界隈であるが、西武鉄道の地下立体交差(新井薬師駅~沼袋駅)が完了すると景色は変わるであろう。沼袋駅は、島式ホームの両側に待避線を持つ駅であり、通過線とはいえ、ポイント通過の為に速度を落としていたのが印象的であった。通過線と待避線を入換える大工事が行われ、現在の形になったが、減量ダイヤなのか、合理化なのか、日中の列車退避が無くなり寂しくなった。今後は地下化工事が行われ通過線そのものが無くなってしまう(2面4線なので退避は可能)。通過線を行く急行電車はなかなか格好良かったのだが・・・。

新井薬師駅は西武線では数少ない地平駅。しかし、改札口付近の商店街が閑散としていたのが少し寂しい(左)。

下町を行く電車という風景はもうすぐ見納め(下)。

新井薬師こと梅照院(右下)。
地下化によって失われる景色

・沼袋駅での列車退避(上)。

・3扉車は2014年12月で引退した(右上)

・新井薬師駅に停車中の電車。カーブが多く、
 西武新宿線は速度が出せない(右)

・西武線は蛇行する妙正寺川を何度も跨ぐが、
 第四妙正寺川橋梁は地下化とともに姿を消す(下)。

・中野通りの桜は有名(右下)。

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