●池上線(目黒・多摩川線)

・2003年1月26日  作成
訪れた日 2003年1月26日
 

「♪古い電車の窓の〜」のと歌われた池上線。「♪あってもなくても同じだ目蒲線」と歌われた目蒲線(現、目黒線と多摩川線に分離)。地下鉄と乗り入れて大変貌を遂げた目黒線はともかく、東急のこれらの都会のローカル線には3両編成の電車が頻繁にコトコト走っていたのが印象的だった。東横線や田園都市線はステンレスの電車が颯爽と走っていたが、この2線は冷房も無い古い緑色の電車が走っていて、どちらかというと路面電車に近い雰囲気があった。1931年製(昭和6年)の古い電車の中に、ただ1編成だけステンレス・冷房車の7200系が混じっていてまさに虎の子という感じで、この電車に乗れた時、本当に感激した。

池上線の沿線は今でも、古い感じの駅舎が残っている所が多く、昭和を強く感じさせてくれる。それでも近代化は進み、走る車両はステンレスのワンマンカー。一方、最も味わいのあった目蒲線は、目黒線と多摩川線に分離され、目黒線は地下鉄と乗り入れ、現在は地上駅の目黒−田園調布間は地下化工事の真っ最中で昔の下町っぽさが微塵も無くなってしまったのは少し残念。

20年前の写真集を見て、あらためて池上線の撮影に行く。変わっていなかったと思った五反田駅は、ビジネスホテルなどが建って希望のアングルでは撮れなかった。それでも赤提灯や焼き鳥が似合う雰囲気は健在ではある。

五反田駅(池上線)
蒲田駅(池上線・多摩川線)
蒲田駅(池上線・多摩川線)
大崎広小路(池上線)
五反田駅(池上線)
五反田駅(池上線)
不動前(目黒線)

http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)

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