鬼子母神

2009年1月2日作成
訪れた日 2008年7月6日
 

所用を済ませて帰路につくべく、地下鉄から乗り換えて、都電の「鬼子母神前」の停留所に降り立った。お祭りの雰囲気に誘われて並木道を歩いてみると、鬼子母神にたどり着いた。今日は夏市。多くの屋台が出店しており、浴衣姿の女の子などもいて、大変な賑わいだった。都電沿線の神社仏閣とといえば、とげぬき地蔵というイメージがあったが、鬼子母神も有名なお寺である。

鬼子母神は安産の神様である。てっきり神社だと思っていたが、ここはお寺との事である。今まで意識した事はなかったが、大きな境内をもつお寺であった。特に、樹齢400年のケヤキ並木は立派であった。境内にも巨木があり、樹齢600年と言われている。

夏市とは「朝顔市」とも呼ばれ、朝顔が沢山売られていた。暑い日ではあったが、木が茂る境内と朝顔の組み合わせを見ていると涼しく感じる。ひと鉢欲しかったが、混雑する都電で帰らねばらなないので躊躇してしまった。境内は、東南アジアっぽい雰囲気で新鮮であるが、どことなく落ち着きを感じる事は出来なかった。日本のお寺らしくない・・・そんな印象を受けた。私の独断と偏見によると、寺より神社の雰囲気の方が日本の伝統を感じる事が出来るような気がする。

最寄駅は都電では「鬼子母神前」、地下鉄では「雑司が谷」。このふたつは接続駅になっている。ちなみに、都電の「雑司ヶ谷」は別の所にある・・・。一応「が」と「ヶ」が違うがややこしい。神様を祭っているのにお寺の鬼子母神。なんだか混沌とした印象の街であった。


ケヤキ並木の参道
まるで縁日
気のせいか女性の参拝者が多い気がする
夏らしい雰囲気
露天はまるで東南アジアの雰囲気
樹齢600年の巨木
ジャンクションという雰囲気が薄い都電停留所

http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


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