●武蔵関公園

・2014年5月26日  作成
  
訪れた日 2012年4月8日
 

春の西武新宿線。武蔵関を出ると線路に沿って流れる石神井川の見事な桜並木が見える。都内を流れるドブ川の石神井川も、この季節は美しい桜に彩られ日本の春を感じる事が出来る。もう長い事、この景色を見てきた筈だが、この季節にここを訪れた事は無かった。

春の夕方、武蔵関駅で下車する。この駅は若い頃に何度も訪れた事がある場所であるが、下り方面を散策した事は初めてであった。すぐに桜並木が川沿いに立ち並ぶ石神井川に出た。留まって花見をする事は出来ないが、散歩しながら楽しんでいる人も多かった。そして普段は電車の写真なんて撮らなと思われる女性なども、電車と桜を交えて撮影したりしていた。

川をさらに遡ると大きな公園に出た。武蔵関公園である。ここには大きな池があり、石神井川の調整池の役割を果たしていると思われる。ボートも浮かんでいるが、乗ると別れるというような都市伝説は、ここでは聞いた事が無い。ひょうたん型の池は奥が深く、緑がいっぱいで散策していると、ちょっとした森林浴をした気分になる。池の周りの桜も満開だが、騒ぐ花見客もいない。静かで好感を持つ事ができた。

そして、また石神井川付近で桜と電車の写真を撮る。ステンレスの電車が多いが、桜の色には黄色の電車が似合うので、何本か電車をやり過ごす。すると周りの主婦から 「やっぱり黄色の電車がいいよね」なんて声も聞こえた。最近は数を減らしてきたが、私の中では西武線のイメージカラーはレモンイエローのままである。


武蔵関駅付近で石神井川は西武新宿線の傍を流れる。
武蔵関公園の池は調整池を兼ねるそうだ。釣りは禁止との事である。
黄色の電車と桜は似合う。ステンレスやアルミの車両では温かみが無い。このタイプの電車も古くなってきた。西武新宿線の顔ではあるが、いつまで走れるのだろうか?
ついでにレッドアローを撮影。この色もくすんだ感じがして、あまりワクワク感がない。実質は通勤特急だとしても、先代のように明るい色をまとってほしい。

http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


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