柴又

2009年8月1日作成
訪れた日 2007年10月7日
2009年9月21日

河川敷のグランドにホイッスルが響き渡った。合同チームは都立の進学校に惨敗を喫してしまった。高校ラグビー全国大会予選。単独チームを結成できなくなってしまったチームが集まった合同チームは補欠選手もないギリギリの15人構成。かつては強豪高校を脅かす存在であった古豪チームの現在の姿であった。本当は単独チームで戦いたかっただろう・・・。彼らがあまりに気の毒であった。不甲斐ない戦いではあったが、OBとして彼らには「お疲れ様、頑張って」としか言えなかった。

河川敷は野球、サッカー、ラグビー、色々なスポーツが行われている。河川敷のグランドはどこか青春の匂いがする。そして青春といえば「寅さん」シリーズの映画を思い出す。ここは柴又、「寅さん」の聖地である。

柴又は何度か訪れている。帝釈天までの参道を歩いていると「寅さん」が出てきそうな雰囲気はあるが、観光名所になりすぎた感じもする。それでも団子を食べて帝釈天をお参りして「寅さん記念館」に行き、「矢切の渡し」で江戸川を渡る・・・。結構楽しめるものだ。柴又は下町の雰囲気ではあるが、川を渡ると千葉県。畑が広がり川を隔てていきなり郊外になってしまう。

京成金町線は都会の中のローカル線。路地裏を電車がユラユラ走る姿は滑稽である。そして柴又駅は構内踏切が残る旧態依然とした駅。北総鉄道にも新柴又駅があるが、こちらは近代的な駅で、成田高速鉄道の特急が行き交う幹線になる筈である。このような色々なものが交じり合った柴又は間違いなく面白い街である。


河川敷と青春
柴又駅
帝釈天への参道
帝釈天
モデルの撮影会が行われていた
矢切の渡し
千葉県側は郊外の雰囲気

http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


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