貴志川線

2005年3月13日作成
訪れた日 2004年10月31日
 

貴志川線の存続を願う団体が列車に手を振る。車内は空いているが、乗客が皆無という程ではなく、ローカル私鉄らしくノンビリした空気に包まれている。和歌山付近では住宅街の路地裏を走る路面電車のように、郊外はミカン畑の中を走る。紀州のローカル線の魅力を充分に備えた路線だった。大手私鉄のローカル線もなかなか楽しい。

終点「貴志」は昭和30年代を連想させるレトロな雰囲気の駅だった。電車を1本見送って佇んでみたい気にさせる。マウント型というのだろうか、傘を乗っけただけのシンプルな裸電球が庇にぶら下がっている。西岸良平の漫画に出てきそうな駅舎だった。

廃止予定まで1年を切ったが、貴志川線は県庁所在地に乗り入れる郊外鉄道である。何故、廃止に追い込まれてしまう程苦しくなるのだろうか。他の南海線と接続していないから廃止したいのだろうか。和歌山鉄道のままだったらどうなっていたのか判らないが・・・。列車を見送る駅員のキビキビした動作が印象的だった


JR和歌山駅に乗り入れている。
和歌山付近は路地裏を行く
みかん畑は見事
キビキビした駅員の動作が印象的
貴市駅のホーム
レトロな駅舎

http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


back