多奈川線

2005年1月22日作成
訪れた日 2004年10月31日
 

「深日港」の長いプラットホームは、2両編成の電車には立派すぎた。駅前の港と、古い旅館がかつての繁栄を連想させる。「深日港」を出発するとすぐに終点「多奈川」。1面2線の長いプラットホームも仕切りが入れられており、もう長大編成の電車が乗り入れる事が出来ない事がわかる。

多奈川線が淡路島連絡鉄道として、本線からの直通列車を受け入れていたのは1993年(平成5年)というから、わずか10年前の事だった。それゆえ、かつての繁栄の跡が生々しく残っていて、余計に哀れさが感じられる。淡路島に渡るフェリーは、泉佐野港、関西空港経由になり深日港から去っていった。おそらく、深日港を使うフェリーは無くなってしまったと思われる。

旅をしていると、こうした衰退した鉄道や、寂れた街に出会う事が多い。しかし、ここはまだ大阪の通勤圏内ではないか。南海電鉄は特に寂れた感じがするが、これからの日本の鉄道風景は、このような景色が多くなるのだろうか・・・。


多奈川駅
短い電車とつりあわない立派なホーム
深日港駅のホームも長くて立派だが・・・。
かつて栄えたであろう深日港駅
広いホームに人気はなく・・・。
立派な旅館もあったが雨戸が閉まっていた。

http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


back