乗車料金１９０円に特急料金１００円を払って新幹線改札口を入った。車両は新幹線だが、在来線区間という博多南線に乗る為である。平日の夕方だけあって、４両編成の新幹線は立ち客も出るほど混雑していた。予想はしていたが、通勤電車の雰囲気だった。電車は発車すると徐行運転のまま高架線を進み、やがて車庫の中に入ってゆく。呆気なく着いた終点のホームは車庫脇の、まるで仮設ホームのような簡素なものであった。

博多南線は新幹線の車両基地への回送線を活用した路線で、JR西日本の路線である。JR九州の九州新幹線が開通すると、現在の博多南線の上を走る事になるため、存在はどのようになるのか気になる所だ。しかし、ホームは本線を外れた車両基地の中にあるし、駅の周りはそれなりに整備されているので、廃止という事にはならないような印象を受けた。

	博多駅
	博多南駅
	車庫の横にあるホーム
	５００系と試験車

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