●壱岐

・2021年2月28日作成
訪れた日 2019年4月29〜31日
 

東京から電車と船だけで釜山をめざした。 新幹線で博多入りした翌朝、博多のフェリーターミナルから「フェリーきずな」に乗る。平成の終わり、特別な10連休なので乗客は多いが驚くほどではない・・・。

2時間20分の航海で、郷ノ浦到着。壱岐最大の集落である。 快適な航海だったが、売店も無かったのは予想外だった。 郷ノ浦港のフェリーターミナルで壱岐交通の定期観光バスの午後コースの受付を行う。予め、web予約していたが約20名弱の乗客数だった。それでも、驚くほど多いとか・・・。

島は坂が多いから自転車では無理、レンタカーは空きが無い、路線バスは本数が少ない・・・という状況の中、ましてこの悪天候の中、定期観光バスはありがたかった。 南北17km・東西14kmの小さい島であるが、対馬と同じように国として認められていたので、○○島とは名乗らない。また平地も多く、米作りも盛んで、豊かな国だったのだろう・・・。 バスガイドさんは面白い方で、運転士さんとのやりとりが、まるで漫才のようで楽しかった。東洋一の砲台跡、猿岩と巡り原の辻遺跡を巡って、宿の前まで送ってもらった。どんどん乗客が途中で降りていったので、最後はひとりになってしまった。

このバスに乗る際、ガイドさんに明日の予定は? と聞かれて、午前中コースを予約していると伝えると、私よりも若いガイドが来ます。と充分に若いガイドに言われて少し期待する。

今日の宿の宿泊客は私ただ一人。今日、船の中で申し込んだが、GW中の繁忙期にもかかわらず、名前も電話番号も確認せずにOKと言われて、ちょっと驚いた。そして、その夕食の多い事、美味しい事。新鮮な刺身をお代わりして、ご飯までたどり着けなかった。麦と米をブレンドした焼酎の壱岐焼酎も美味しかった。

  翌日は本当に若いガイドさんだったが、この方も面白く、飽きない旅が続いた。朝市も・・・まぁ、離島らしくて面白かった。水族館の規模も、それは、それは小さかったが、小さくて、それはそれで面白かった。 最後に、前日に悪天候で眺望がきかなかった、岳の辻にタクシーで登り、郷ノ浦の街を眺めて、壱岐に心残りなく対馬に向かった。
博多から郷ノ浦まではフェリーで2時間20分
航路上には色々な灯台が楽しめる。
烏帽子島灯台(上)。訪れる事は無理だろう・・・。

生憎の天気であったが、壱岐を代表するビュースポット「猿岩」を見る事は出来た。映画「奈緒子」のロケ地でもある。映画が公開された頃には聖地巡礼者が多かった事だろう。

黒崎砲台跡は第二次世界大戦時の砲台の跡地である。
戦艦土佐または赤城から移設されたと言われている。備え付けられた41センチ砲は東洋一と言われていたようだが、戦艦大和はさらに大きい46センチ砲だった。そして、実戦では使用されなかったとか。
民宿(民宿大潮)の宿泊客は私ひとり。連休中なのに!

お刺身がお代わりOKだったので、ついつい食べ過ぎてしまった。

翌日は、朝市に向かったが、規模は・・・・。イルカのショーも見たが、若い人が必死に島を盛り上げている姿に感動した。

島には路線バスが走り回っている。本数は少なく、観光に使うのは難しいが、定期観光バスと接続していて、意外と使える。
少し天候が回復してきたところで壱岐を去る。壱岐は水田も多く、とても豊かな島のようにみえた。

さらに小さな離島もあって、もう少し滞在しても良かったと思う。

東京からは遠いが、博多から日帰りで来る観光客は多いようだ。

http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


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