●香椎線

・2004年2月8日作成
訪れた日 2003年11月25日
 

かつての炭田を寂しそうに、ノロノロ走っていたディーゼルカーは、西鉄との連絡駅「和白」を過ぎると速度を上げる。車窓には海が広がり、それまでの雰囲気が一変する。海のキラメキを見ていると心まで明るくなる。真っ白な砂浜と、松に囲まれた狭い砂州を進む。両側を海に囲まれた砂州を走る列車・・・他に思い浮かべる事ができない。「海の中道線」という愛称にピッタリだ。

80年代まで網の目のように張り巡らされた福岡の炭坑線。その殆どが廃止されたが、統廃合されるような形で残った線もある。そのひとつが香椎線である。かつて志免炭坑などがあった筑豊炭坑地帯から、石炭を港まで運ぶために作られた路線だが、現在は観光に、通勤に使われている。単線非電化だが、20分ヘッドという運転間隔は立派である。

途中駅の雁ノ巣は、現在ではプロ野球湯のキャンプ地として知られているが、海軍基地があり、戦後はしばらく米軍基地になっていた。返還されると、基地跡は巨大な公園になり、540haという巨大な「海の中道海浜公園」が誕生した。

香椎線に乗っていると、筑豊地帯の寂れた雰囲気と、リゾートの明るい雰囲気の双方が味わえて面白い。


車窓には志免の立坑跡が見える
松林の中でのすれ違い
博多湾を眺める
松林の木漏れ日の中を走る

http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


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