●沖縄都市モノレール

・2017年7月02日作成
訪れた日 2016年1月17〜20日
 

首里駅に向かって高度を上げてゆくと眼下に那覇の町が広がった。モノレールというものは、どこでも絶景が眺められ、楽しいものであるが、ここは格別であった。しかも、眼下の街は、日本の他では見る事が出来ない南国風の建物で溢れていた。

かつて、那覇空港から市内まで渋滞が酷く、沖縄旅行のひつとのネックとなっていた。モノレールが開通したのは2003年、すでにクルマ社会となっていた沖縄で、この鉄道が根付くか心配されていたが、利用率も悪くなく、旅行者には歓迎されている。

鉄道ファンとしては、モノレールよりも鉄の軌道を走る本格的なものを期待していたが、時代を考えるとこれで良いのかもしれない。戦争で破壊されてしまった鉄道が、このような形で復活を果たしたのは嬉しい。首里駅よりも延伸予定はあるが、さらなる発展を期待する。

街の雰囲気、乗客の多国籍ぶりを考えると、日本以外の東南アジアのモノレールに乗っている気がしてくる。帰りに、先頭の席に座ろうと、列車を1本待って、列の先頭に並んだ。しかし、ドアが開いた瞬間、突然やってきた中国人の家族づれに強引に割り込まれ、座席を奪われた。沖縄は中国のものだと言う人もいるが、おもわず苦笑してしまった。


那覇市内からモノレールに乗車。首里に向かって高度をあげてゆく。

1日乗車券もあり、便利であるが、Suicaなどの交通系ICカードが使えない。観光客も多いのに・・・・と思う。
かつて、沖縄の公共交通機関といえば路線バスのみ。古い、色々な形のバスが走っていたが、流石に新型車が増えていた。

それでも、東京ではもう姿を消したようなバスもまだまだ現役で走っていた。


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