●銀山温泉

・2007年6月11日作成
訪れた日 2007年2月24日
 

JRのポスターになっていた吉永小百合と銀山温泉。このポスターを見て銀山温泉に行きたいと希望する旅の同行者デビルイヤー。サユリストという世代ではないが、高校生の頃、大人の色気に憧れ吉永小百合ファンでもあった私も、吉永小百合のロケ地というだけで快諾した私・・・・。

愛車は農道を突っ走る。暖冬で雪不足の今年、普通タイヤで深い山奥の銀山温泉を訪れる事が出来るのは有難いが、地球温暖化を考えると複雑な気分ではある。それでも、山奥に突然現れた小さな集落を見た瞬間に秘湯の2文字が脳裏に浮かんだ。JRのポスターにはなっているが、駅からはかなり遠い秘湯が銀山温泉である。

小さな沢の両岸に立ち並ぶ古い木造旅館、大正ロマンの情緒溢れる秘湯という銀山温泉のイメージ通りの景色が展開された。交通不便な山奥という事もあり、特に冬は自動車での訪問は慣れていないと難しいと言われている(今年は例外だが・・・・)。その車でさえ、温泉街の集落内には直接乗り入れる事ができない。近くの駐車場から徒歩で山を降りて来る必要がある。その為、銀山温泉は車の往来の無い古きよき温泉街が残されている。

各旅館でも日帰り入浴が可能だが、100円という安価な共同浴場もある。私たちは無料の足湯に浸かって、濃厚な味の名物「立ち食い豆腐」を食べたが、妙に和み、癒される感じを受けた。本当の旅情を味わいたければ、宿泊して、薄暮の頃、ガス灯に浮かび上がる小川やレトロな旅館の灯りを見るべきであろう。

江戸時代の初期に採掘されていた延沢銀山で偶然発見された温泉が銀山温泉である。鉱山は江戸時代中期には廃鉱になったが、温泉は湯治場として残り現在に至っている。

山奥に現れる温泉街
沢の両岸に温泉街が広がる
歴史的建物も多い
代表的な旅館
グラビアと同じ構図か
立ち喰い豆腐

http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


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