ダブリン⇒ベルファスト

2005年9月19日作成
訪れた日 2005年6月22日
 

同じ島にありながら違う国の北アイルランド。アイルランドと北アイルランドの両国の首都を結ぶ特急列車は、綺麗で高級感の漂う列車であった。アイルランド国内のインターシティとは格が違う・・・そんな印象を受けた。エンタープライズと呼ばれ、他の列車と一線を画している。

7時35分に定刻通り、ダブリン(コノリー)駅を定刻に出発した列車は相変わらず牧草地を突っ走る。突っ走るといっても、ドイツやフランス、イタリアの高速列車とは異なり、日本でいう在来線クラスの速度しか出ていないと思われるが・・・。

最初の停車駅、ドロエダでかなり下車する。この街は聖ピーターズ教会、タラの丘など見所が多く、ダブリンから近い事もあり観光客も多いようだ。この駅を出ると、古い中世の街の上空に飛び出すような錯覚を覚える。街を跨ぐ大きな橋を走ったのだが、この橋も古い石積みの土台の上に作られており、列車に乗って車窓を眺めるより、外から見た方が素敵だと思う。

国境に近いダンダルクを出発するといよいよ北アイルランドだ。同じ島にありながら、こちらはイギリスだ。地図だけ見ると、アイルランドにした方が自然のような気がするが、色々複雑な歴史があるのだろう。その為、IRAなどが派手なテロを行ったりしている。このあたりの事情は微妙なのでコメントできない。列車はパスポートチェックも無く、景色も急に変わる訳でもなく、いつの間にか北アイルランドに入ってしまった。

ベルファスト直前の構内のポイントで足止めを食らってしまった。結局、1時間遅れで終点ベルファスト着。下車して改札に上がると、物々しいチェックの目が光っており、ちょっと緊張した。やはり国際列車だったんだと思った次第。


コノリー駅は近代的な雰囲気がしていた
これは客車の最後尾
牧草地と海
古城や教会が車窓を楽しませてくれる
終点ベルファスト着


http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


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