●ニュルンベルク

2019年6月22日作成
訪れた日 2016年12月19日
 

職場でカイザーといえば、暴君の事を指していたが、本来のカイザーとは帝王を意味する。休日にニュルンベルクにある所謂カイザー城を訪れるのは、何とも複雑な気分だが、中世の要塞を訪れるのは楽しみでもあった。しかし、何よりも楽しみだったのは、ドイツ鉄道ミュージアムだったりもする。

鉄道愛好者としては、ドイツの鉄道は興味深いものがあるが、何といってもドイツを代表する名機関車、西ドイツ国鉄103型電気機関車が展示されていると勝手に思っていた。しかし、実物は無かった。模型が充実しているが、実車を充実させて欲しいところである。今日は日曜日なので、街のレストランは軒並み休みなので、ニュルンベルク駅で昼食をとったが、そこで見たローカル列車も、博物館と同じぐらい興味深かった。

その後、いよいよカイザー城、ニュルンベルク城に向かう。1040年頃に建設されたとされる古城は、権力の象徴のような威圧感があるが、これでこそ中世の古城という雰囲気がある。丘の上の城なので。井戸の深さ奈50m。井戸を見せるツアーに参加したが、蝋燭が水面に着くまで上から眺める事が出来た。

日没後、街まで戻る途中、広場のクリスマスマーケットに立ち寄った。ドイツ各地で行われているクリスマスマーケット。露店を巡り、ホットワインを飲むのが楽しみ方であるが。ニュルンベルクは特に有名である。日本と違うのは、ホットワイン用のマグカップを持ち帰れる事だ。年度、地域とも違い、お土産にする事が出来た。こんな賑やかな観光地であるが、観光客も通るような場所に、「飾り窓」があったのには驚いた。


ニュルンベルク駅にも立ち寄ったが、実は列車で訪れたわけではない。

ドイツ鉄道ミュージアム(DB博物館)には貴重な車両なども保存されているが、模型が多かったような気がする。

線路が本線側に延びていたので、あるいは車両の搬入が容易な構造なのかもしれない。

ドイツにはナチス時代に革新的な車両が沢山作られており、知識がある人にとっては興味深い展示物が多いと思う。
カイザーブルク(皇帝の城)は1000年前に作られた城である。第二次大戦で破壊されたので、実際には再建されたものである。

展望台からは城下町を一望する事が出来る。かつてのローマ皇帝もこの景色を見ていたのだろうか。

礼拝堂もあるが、華やかというよりも、質実剛健な城の中という感じで、城に似つかわしいと感じた。
ニュルンベルクのクリスマスマーケットは大混雑。レープクーヘンというお菓子が有名である。

冬のヨーロッパは寒くて、天気も悪くて、辛い季節だと思うが、このクリスマスマーケットで盛り上がり、冬を楽しく過ごすそうだ。

クリスマスマーケットは、クリスマス前の前夜祭のような感じで4週間ほど開催される。
城壁近くに飾り窓(お客さん待ちの売春婦が下着姿でウィンドウの中におり、実物を見ながら交渉できる)がある。

こんな観光地に・・・と驚く、この写真を撮ったら、怒鳴られた。接近していなかったし、売春婦を写していないので、大丈夫かなと思ったが・・・。


http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


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