今、アメリカに来てるんですが、いつ帰れるのかな?(1週目)

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2/3(木)

今回の出張は、割と早くから話はあったのだが、出発日が決まったのは出発の2週間ほど前で、その後、途中の日程の変更だ、飛行機の予約の変更だとかで、結構大変だった。もっと、すんなりと国内出張並の気軽さで行けたら良いのに、とか思う。

いろいろな友達が壮行会をしてくれたのと、いつものボウリングの予定とで、出発ぎりぎりまで荷造りをしなかったけれど、午前中になんとか終わらせて福岡空港に向かった。

福岡空港から関西空港へは通常通りの運行で、何の問題もなく着いた。4Fに上がり、UNITEDのカウンターに向かう前に、「国際線の搭乗手続きとかってどうするんだっけ? 出国管理カードとか書いておかなきゃならないのか?」と不安になり、空港内の丸善に行って「地球の歩き方」を買う。無事、チェックインを済ませて大きな荷物を預けて少しだけ身軽になる。まだ出発まで2時間以上あったのとおなかが空いてきたので、3Fのレストラン街をまわって、信州そばの店に入る。アメリカに行くと、うどんとかはあってもそばやラーメンは無いと聞いていたからだ。ラーメンは幸い、前の日曜日に食べに行っていたので、そば、しかも、冷たいそばにした。生わさびを自分ですって入れる、という店で、なんとなくうれしかった。欲を言えば、もうちょっと麺が太い方が良かったかな。

出国手続きから搭乗、サンフランシスコ空港(SFO)への到着まで、なんの問題もなく、前回の出張と違うなとか思った。前回は、出発が最初から1時間遅れで、SFOからボストンへの国内便に間に合わず、デンバー経由で入ったため、到着したのが3時間ほど遅れたのだった。入国審査の所では係員に、滞在地、用件とかを聞かれる。1ヶ月を越えているので、前回よりも執拗に聞かれた。目的がbusinessというのもあるとは思う。なんとか入国した後、関係会社の人と待ち合わせをしていたのだが、すでに関空でシアトル行きの国内便のチェックインが済んでしまっていたため、国内線乗り換え場所で一度受け取った荷物をまた預けなおした。その後、待ち合わせた人達のチェックインに向かい、自分の席も変更してもらいに行くと、なんと予定していた便が欠航になっていた。この時期、サンフランシスコ周辺は雨や霧が多く、到着時はちょうど晴れていたらしいが、その前は天候が悪すぎて、予定していた機材が届いてなかったらしい。かなり時間的余裕をみていたので、2便前のに振り替えてもらうものの、これも、なかなか機材が到着せず、結局、最初に予約していた便の出発時刻よりも30分遅れで出発した。天候のせいとはいえ、とりあえず、さい先の悪いスタートである。

ホテルに着いた。Hyatt Regency Bellevueというところである。シアトルへ来た目的は、マイクロソフトでの会合であり、マイクロソフトが予約を行うのはかならずここらしい。しかも、予約のFAXには部屋の種類の所に"Microsoft Kingroom"とか書いてあったため、かなりすごいところらしい、と期待していたが、アメリカでは通常のサイズの部屋だった。ちょっとだけがっかりしたが、まぁ、それでも日本のホテルに比べるとすごく広い。そのかわりに値段も高いが(1泊$160)。シアトルというのは、日本人、中国人、韓国人などが結構訪れるのか、空港でも日本語のアナウンスがあったり日本語、中国語、ハングルの表示も多かった。そのせいかどうかは知らないが、ホテルの雰囲気もなんか東洋的な部分を混ぜたようなものであった。

夜は、マイクロソフト株式会社(MSKK)の人たちと食事をする。シアトルは魚介類が美味しいらしい。部屋に帰ったら、疲れのためにすぐに寝てしまった。

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2/4(金)

今日はマイクロソフトで新製品の紹介と見学である。8:00にはマイクロソフトに着いて、軽く朝食を取るとのことで、7:15にロビーで待ち合わせるも、ネクタイをどこにしまったかわからなくて10分も遅刻する。しかし、誰もスーツなど着ていない。同行した人には、「今日の打ち合わせはカジュアルな格好でネクタイは不要ってメッセージ入れたんだけど聞かなかった?」と言われたが、メッセージが入る以前に電話すらなっていない。部屋に帰ってからわかったが、ベッドの横にある方の受話器を持ち上げたあと、きちんと押し込まなかったため話し中の状態になっていたらしい。メッセージが聞けていれば遅刻もしなかったのに。

マイクロソフトでは、何の話を聞いたかは書けない。書きたくても書けないのだ。なにせ、当日知った分についての秘密保持契約書にサインしているのだから。まぁ、私自身の仕事には直接関係のない話であったことだけは言えるだろう。内容は面白かったけど、11:00頃から前日の疲れと時差ボケで半分意識が無い状態が続いた。11:00といえば、日本の4:00頃、明け方だから眠いはずである。

行った場所は、「キャンパス」というだけあってすごく広い敷地である。はっきりいって、この敷地をキャンパスとして使っている大学は日本にはほとんど無いのではないか?そう思うほどの広さである。その広い敷地にぜいたくにもせいぜい2階建ての建物がたくさん並ぶ。あっても5階建てくらいまで。マシンルームも見せて貰ったが、COMPAQなどのラックマウントサーバがぎっしり埋まっていた。台数も半端ではない。セキュリティも他の会社同様、かなり厳しかった。

最後に行ったところは、マイクロソフトのお店。マイクロソフトのTシャツとかトレーナーなどの服や文房具などがおみやげ用にある。ビルゲイツの顔の入ったTシャツは無いのか?と聞いてみたが、さすがに無いそうだ。あれば記念に買うんだけど。とりあえず、マウス型のキーホルダーで赤LEDがついているのと、定番のボールペンを一つずつ買った。その他にはソフトウェアやキーボードなどの周辺機器が売っている。しかも安い。ソフトウェア・ハードウェアは$100まで購入できるクーポンを頂いたので、何を買うかさんざんまよったあげく、Encarta Suiteを買った。通常いくらするのかわからないが、Atlas, Encyclopedia, World Englishの3本セットで$20。市価の何分の一なのだろうか?IntelliMouseも$25だし、ナチュラルキーボードも$40、サイドワインダーも$40だし、ステアリングとアクセルブレーキペダルも併せて$40。思わず買って帰りたくなるような値段だけど、さすがに持って帰れないのであきらめる。しかし、これが最終目的地であとはシアトル空港から帰るだけ、という状態だったら買っているかもしれない。ゲームなんかはすべて$10。さすがにOffice関係はもっとするけど、Visual Studio6.0が$100だし、SQLserver7.0の10licenseが$200。KUNI-NET関係者は「買ってきてくれ〜」と言うような値段ばかりだろう。

その後、MSKKの人たちとまた食事に行くが、シアトルのダウンタウンはすごく道が混んでいて、予定から1時間遅れで予約していた寿司やに着いた。わりと美味しい。ネタが割と新鮮だからだという。カルフォルニアロールも食べたが、あんがい悪くない。わざわざ日本で食べたいとは思わないが、入っていても全然普通に食べられる味であった。お酒類も、日本酒に焼酎、ビールも日本のものがある。日本酒は男山もあったし、焼酎は下町のナポレオン(いいちこ)もあった。お店の人間は厨房に何人か現地の人がいる以外は全員日本人であった。

まだこっちに来てから、お金を全然使っていない。マイクロソフトのおみやげだけである。食事は全部ごちそうになっているのだ。

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2/5(土)

今日はMountain Viewというところに向かう。そこは、2月11日の夜から宿泊し、1ヶ月くらい滞在するところである。とりあえず、シアトル空港からSFOに向かったが、やはり、サンフランシスコは天気が悪いらしく、出発する便はDelayedとなっていた。Canceledになっていないだけましであろう。1時間ほど遅れて離陸し、着陸もさらに1時間遅れた。空から見ていると、上空は全然なんともないのに、地表あたりだけが雲で覆い尽くされているのだ。

到着後、荷物を一部会社に置き、時間があるので周辺を案内して貰う。Mountain Viewというのは、いわゆるシリコンバレーに位置し、すぐそばには、NetscapeやCISCO、なんかがある。とりあえずドライブして見せて貰ったのは他にも、HP, SGI, Microsoft, Intel, SONY, NECなどのハードメーカーに加え、日本では有名ではないものの、アメリカではインターネット上のサービスを行っていて有名な会社がたくさんあった。それこそ、Stanford大学もすぐそばにある。San Joseに行けばIBMもあるし。今度は各社の写真を撮ってこようと思う。一応、デジカメは持ってきているのだ。

おなかが減ったので、ピザを食べに行くことにした。いわゆる、カルフォルニアの伝統的なピザの店である。Pizza Calforniaではない。家族で店をやっているような所である。とはいっても、コンビニくらいの大きさのお店である。とりあえず、3人だったらLargeで良い、と言うので頼む。注文してからピザを作り始めるらしい。しかし、できあがったものがテーブルに運ばれてびっくり。なんと18インチだという。これでたったの$20。日本だと30cmのも食べられないのではないだろうか?はっきり言って多すぎる。結局、4分の1を残してしまう。

時間はまだあるから、海に夕日を見に行くものの、着くちょっと前に日没となる。highwayの1号線を走っているのに、何も明かりが無い。ちょうど、道東とかを走っている感覚に近い。一緒にいた日本人は、こんな道路は始めてだという。それはそうだろう。少なくともHighwayと名乗っているのだから、日本だと1級国道くらいのはずが、街灯も無いし、家もほとんど無いという状態なのだ。みんな移動ばかりであまり寝てないため、市街に出た時点で喫茶店に入る。Cafe la teを頼むが一杯$2。日本だったら500円は下らないのではないか?こっちにきて、物価の違いには驚かされるばかりである。

今日もお金をほとんど使っていない。使ったのは空港で朝食をとっただけである。

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