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どうも朝から調子が悪い。多分、風邪をひいたのだろう。しかし、朝8:00の飛行機なので、7:00にタクシーに迎えに来て貰う予定にしているため、何が何でも起きなくてはならない。朝食付きのホテルなのだが、食欲がわかないため、そのままチェックアウトする。
タクシーでサンノゼ空港に行く。$22だったので、チップ込みで$25渡したら、「つりはいくら渡せば良いのだ?」と聞いてくるので「取っておけ」と行った。`Thank you'という声が少しうれしそうに聞こえたのは気のせいだろうか?
チェックインし、搭乗したが、いつまでたっても飛行機は動かない。またもや機長から「霧のため管制からの許可が下りない」とのアナウンスがある。デンバーで乗り換えがいるのだが、1時間しか間をあけていない。1時間以上遅れたら困るんだよな、とか思っていると、その通りになってしまうものである。結局、デンバーに着いた時にはすでにオーランド行きの便が離陸したあとだった。どうすればよいのか空港の係員に聞くと、3時間以上あとにしか便は無いという。この風邪をひいて体調が悪いのに、と思うが、無いものは無いのだ。機内ですでに朝食が出ていたので、食事するほどおなかも減っていない。荷物が結構重いのであまり動きたくなく、結局、搭乗口のところで3時間くらい時間をつぶしていた。幸い、ニコリのパズルを持っていっていたため、時間はなんとかつぶせた。あとの飛行機は予定通り着き、ホテルに着いたのは21:30頃だった。本来ならばレセプションパーティーに出ている予定だったのだが、すでに終わったあとだった。ホテルにチェックインするときに、「名前が無い」と言われる。予約番号を見せると予約はされているが、`Tabayashiki Kinihito'となっていた。これは検索しても見つかるわけがない。
機内食がまた出たので、おなかは減ってないし、熱も出ていたのですぐに寝る。今日も使ったのは交通費ばかり。
今日も朝からちょっとだるい。でも、今日からASPEN WORLD 2000というConferenceに出席しなくてはならない。簡単に言うと、ASPENTECHという化学系メーカーなどを相手にコンピュータアプリケーションを提供している会社が主催する学会みたいなものである。とりあえず、2000人以上の人間が世界から集まっているらしい。日本は25人で、中国からの40人の方が多い。でも、ほとんどは欧米からの参加なので、アジア系の顔は少ない。午前中は外部のお偉いさんたちを呼んでの講演があり、Lycosの社長とかFoutuneの役員みたいのとかが来ていた。とりあえず、`eBusiness'がキーワードである。Lycosってのは1995年に設立されて、すでに年商80億ドルというのだからすごい。うちの会社の売り上げとほとんど一緒。まぁ、こんな話をしたって面白くないのでやめにしよう。
今回の食事は、朝食と昼食に関しては全部ASPENTECH持ちである。とはいえ、私なんかは割とぎりぎりに申し込んだので、参加費用が$1,295もする。早期ディスカウントはあったけど、それでも$995とか$1,095とかだから、10万円以上払っている勘定になる。さらに、今、泊まっているMarriott World Centerというところは、30%引きで一泊が$209である。その他に、消費税と州の税金がかかって一泊$250を越えているようだ。はっきり言って、こんなところに自分の金で泊まろうとは思わない。いや、泊まりたくても家計が許さない。さすがにDisney Worldから2mileしか離れていないだけある。部屋の内装は割とアメリカの標準的なものであるが、プールはすごくでかいし、ゴルフ場も併設されている。ゴルフ場はきちんと18Hだし、そのうち15Hには池があるらしい。昨日の13:00からコンペもあったそうだ。いやはや、さすが世界に名高いリゾート地である。話は戻って、昼食はきちんと前菜とメインディッシュにデザートとコーヒーが出てくるし、休憩時間には常にコーヒー、炭酸飲料、ミネラルウォーターが出てくる。
夜は、これも参加費用に含まれているのだが、ユニバーサルスタジオに行った。ジュラッシックパークとlost continental(邦題がわからない)の部分を貸し切ってある。大の大人達ばかりで3時間半ほど遊んでいた。夕食もそこでビュッフェ形式であった。うちの部長もすごく楽しそうにしていたので聞いたら、「こんなところじゃ楽しまなきゃ損だろう」とか言う。さらに「木曜日は午後さぼってDisney Worldでも行こうかと思う」とか言っている。まぁ、めったに来れない場所だから行きたいのはやまやまだが、レポートも書かなきゃならないし。でも、部長が行くんだったらついていきたいなと思う。
帰ったのは23:30頃。すぐに寝ないと明日がつらいので寝る。まぁ、ホテル内で行われているので8:00頃までは寝てられるのが救いだ。
とりあえず、仕事の話をしてもしょうがないので省く。
今日も昼食は出たのだが、夕食は部長がパーティーに出席すると言うことで、一人で食べなくてはならなくなった。他に四日市の方から二人来ているのだが面識が無く、しかも専門分野も異なるため、全然地学セッションに参加しているらしく、どの人だか全然わからない。そのため、他社で似たような専門分野の人を捜そうと思ったが、昨日の分に書いたとおり、中国人や韓国人も多いため、声をかけようにもなかなか難しい。名札はあるのだが、ローマ字で書いてあるため基本的に遠くからだと全然読めない。中国人や韓国人は基本的に文字数の少ない名前の人が多いのであるが、アジア系の欧米人だと英語の名前を持っていたりするので判別が付かない。しかも、四日市から来ている二人は、Yano, Yadaという名字であるため、さらに難解である。主催会社の日本法人の人に聞いてみても、あまりにも人数が多いのでぱっとは見つけにくいと言うことである。幸いにも、昨日のユニバーサルスタジオで協賛会社の人と知り合いになっていたため、その人に「夕食一人で食べなきゃならないんですが、もしよければ一緒にいかがですか?」って聞いたところ、一緒に食事をしてくれると言うことである。非常にありがたいことだ。こっちに来てから、会社の人間以外とはほとんど日本語の会話がないため、結構疲れているのだ。日本語で会話をしながら、しかも、うちのグループでも使っているソフトウェアを扱っている会社の社長さんのため、話のネタには事欠かない。ホテル内のイタリアンレストランを予約してくれていて、しかも全部ごちそうになってしまった。こちらから誘ったのだから、ごちそうしようと思ったのに、なんかたかってしまったみたいで申し訳ない。ただ、申し出は断らない主義なので、ありがたくごちそうになることとした。
というわけで、今日も全然お金を使っていない。なんかホテルとかのチップ以外は本当に使わないのだ。飲み物も休憩時間にPETボトルが置いてあるので、それを部屋に持ち帰っているし。
今日は朝のセッションから日本人とはほとんど出会っていない。しかも、参加したセッションの発表が若干長引いたため、昼食に出遅れてしまい、日本人を捕まえることができなかった。何も考えずにテーブルに座ってしまうと、両側から話しかけられて食事どころではなくなってしまうのと、こっちにきてからあまり野菜を食べていないため、部屋に戻ってルームサービスを取ることとした。本当にこっちに来てからと言うもの、野菜を食べることが少ない。サラダは良いのだが、火を通した野菜というのは、なんだか味付けが甘くて私の口には合わない。塩こしょうの味付けが好きな私としては耐えられないのだ。そこで、サラダとスープを頼むことにした。サラダはシーザーサラダが一番合っているのでそれを頼み、スープはチキンヌードル、とかいうどこかのインスタントものに出てきそうな名前のものを頼む。運ばれてきてびっくりしたのが、サラダの量である。日本でサラダを頼んで出てくる量の4倍から8倍くらいはあるのではないだろうか?サラダの皿の大きさは、キィーの手羽先一人前の皿よりも一回り大きく、盛り方は同等である。サラダにもチキンが付いているため、スープを頼まないでも十分過ぎた。さらにパンとクラッカーも付いていたので、結局、サラダに付いてきたチキンは半分ほど残してしまった。やけにサラダが高い(約$9)とは思ったが、ルームサービスだからしょうがないなと思っていたら、こんな落とし穴があった。聞けば、メニューになくても、サイドサラダという日本で頼むくらいの量を半額くらいで用意してくれるそうである。まぁ、それでも今まで全然食費を使っていないのだから良しとしよう。
夜は夜で日本からの参加者と主催者側の人間とでパーティーを行った。となりにはイギリスのかわいい女性が座ってくれた。まぁ、さすがに英語で話をしなくてはならないのがちょっと大変だが、英語の堪能な日本人もいるので、苦しいときだけは助けてもらえるからだいぶ気が楽だった。しかし、こちらの食事はいつも量が多い。全部食べきれることは少ない。今回も、付け合わせのポテトは全部残してしまった。やっぱりあれだけ食べれば太るよなぁ、と思う。
今日はなんとか昼食前に日本人を確保しようと思っていたら、主催者側の人を捕まえる事ができた。ちょうど、午前中は宣伝ばかりだったため、途中抜けて洗濯に行こうと思っていたら、その人と出会ったのだ。おかげで、無事に昼食も済ませることができ、また、結構楽しい話もできた。やはり食事くらいは日本語での会話をしながら行いたいものだ。逆に英語をしゃべりながら食べるよりは一人で食べる方が気が楽である。まぁ、今後の一ヶ月で少しは英語で会話しながら、時にはジョークも飛ばしながら食事ができるようになりたいが、今はちょっと疲れが溜まってきているので、ちょっときつい。
今回は飛行機による移動が多いのと、フロリダに来てからはホテルから外に出る機会がほとんどない。出たのはユニバーサルスタジオに行ったときと、プールサイドを少し歩いたときくらいである。地球の歩き方には時差ボケに有効なのは日光を浴びること、とあったが、確かにその通りなのかもしれない。未だに時差ボケは残っていて、ちょうどお昼頃が一番きつい。さらに、風邪も完全には良くなっていないため、昼食後はちょっと昼寝してしまうので、それもかなり悪いのだろう。
夜はUser Group Meeting Dinnerとあったが、聞けば、席は決まって無く、どこに座っても良いと言うことだし、ちょうど昼食を一緒に取った人も来ると言うことなので行ってみたら、別なグループでの食事をしているはずの部長がいて、結局、全然User Group Meetingとはほど遠いものになってしまった。それでも、となりにはUnion Carbideの人がいて、「ポケモン知っているか? もし知っているならカードは持っていないのか?」と聞かれたり、主催者側の会長が同じテーブルに座っていたため、一応名刺交換をしたり、三井化学の人と技術的な話をできたので、結構有意義であった。
しかし、本当に金を使わない出張である。普段であれば、昼食と夕食分くらいは最低出さなくてはならないのだけど。
今日は、日本からの人たちはほとんどいなくなってしまった。というのも、ちょうど今日の12:30の予定でスペースシャトルが打ち上げられるため、それをケネディ宇宙センターから見学するツアーがあり、それにほとんどの人が参加しているためである。私はなんで行ってないかというと、15:00発のチケットを取ってしまっており、しかも格安航空券だから基本的に振り替えが利かないためである。みんな楽しんでいるんだろうなぁ、と思いながらもセッションに参加するものの、目的とするものが他社とは結構ずれているため、話を聞いていても面白くないし、また、司会進行の人の話はマイクを使っているので聞き取れても、質問とかをしているひとの話しているのがよく聞き取れなくて、聞いていてもなんだかわからないため、休憩時間になった時点で引き上げてしまった。
チェックアウトを済ませ(とはいっても、朝の時点のreceiptはすでに部屋の中にあって、それを処理した時点から何か使っていなければフロントに行かずともチェックアウトできる)、空港に向かう。空港に着いたのが、11:15頃で、11:45の便があるので、一本前の便に振り替えないかだめもとで頼もうと思うが、結構カウンターが混んでいて、チェックインをできたのが11:30をまわったところだったのであきらめる。日本だったら時間的に多分大丈夫だが、こちらの空港は危険物持ち込みの検査がかなりこまかく、日本で持っている程度の小銭でもすぐに反応するし、コンピュータの入ったバッグは必ず再検査される。たしかに、中が見通せないような筐体だし、デジカメやケーブル類もたくさんあるので、ひっかかるのだろう。そう考えると、どこかのレインボーブリッジを自分で操縦しながらくぐりたかったとか言う人間の言うとおり、日本のセキュリティチェックは甘いのだろう。まぁ、日本人のほとんどは銃などをもっていることが無い、というのも背景にはあると思うが。さらに、こっちの空港は本当にでかい。滑走路なんかも馬鹿みたいに長く、離陸とかもすごく時間をかけて加速して行くし、着陸してからターミナルに着くまでも結構長い。しかも、ターミナルも羽田や関空なんか目じゃないくらい広々としているので、移動がかなり大変である。羽田が「ビッグバード」とかいう愛称を付けているが、こちらの国際空港に比べるとすずめくらいのものだろう。そんな理由もあり、搭乗に間に合うわけもないと思って振り替えをあきらめたのだった。案の定、搭乗ゲートについたのは11:50頃、きちんと金属探知に私自身とパソコンのは行ったバッグが引っかかってきました。
ゲートに着くも、次の便は15:00発なので、またしばらく時間ができる。パズルをちょっとしていたらおなかがすいてきたので、ファストフードの店に行き、サンドイッチとコーラを買う。店内で食べていると、なにやら待合所の窓側に人がたかってくる。何かと思っていると、スペースシャトルが発射された時間らしい。私もあわてて窓を見に行くと、確かに、オレンジ色の物体が飛行機雲を少し太くしたような白い筋を後ろに連れて、そう速くないスピードで上昇していく。速くないとは言っても、かなりケネディ宇宙センターまではかなり距離があるのだから、そうとうな上昇速度なんだろう。みんなが$65を払って見に行っているが、私はとりあえずフロリダに来た記念をただで見ることができたので十分である。もうちょっと早く見に行っていれば、デジカメで写真を撮ったのだが、まぁ、こういうのは記録に残しておくよりも、人に聞かせてうらやましがらせる方が良いのだろう。ユニバーサルスタジオに行ったときに思ったのだが、ほとんどの人は写真を撮ったりしない。多分、写真に残すよりも、自分の記憶に残す、あるいは、自分で体験するのが当たり前で、人にわざわざ見せたりするものではないのだろう。その辺も文化の違いなのかな、と思う。
かなり時間をつぶして、デンバー行きの飛行機に乗る。デンバーまでですら3時間半ほどある。福岡と札幌間ですら2時間半だからそれよりも遠いのだ。みんな、こっちの人はpaperbackを買って読んでいる。そうでもしないと時間がつぶせないのだろう。読書していればそのうちに眠くなるし一石二鳥である。私はその分パズルをしているが。ちょうど斜め前に座っていた人もパズルをしていたので、何となく声をかけてみたいなとは思ったが、しばらく英語を耳に入れたくない気分だったので辞めておいた。デンバーで乗り換えしたあとも、やはり、パズルをしていた。途中、機内食が出たあとは(こちらの国内線はだいたい機内食が出てくる。シャトルと言われる短距離便を除いたら、今まで乗ったすべての便で出てきた。もちろん、SouthWestのように機内食を完全に省いて運賃を下げているところもあるが、私はUnited以外に乗ったことがないので、そう感じるだけかもしれない)、前の人がパソコンを取り出してハーツをし始めたので、私もパソコンを出して、この旅行記の続きを書き始めた。
着陸態勢にはいるとさすがに電子機器は使用禁止になる。カバンにしまっていると、となりの客から、「日本語なのか?」と聞かれる。それからしばらく話をしていた。最後には「日本語でgood nightはなんて言うのか?」と聞いてきたので、「おやすみなさい」って言うんだって教えると、帰り際に「おやすみなさい」と行って来た。
空港に着くと、土砂降りの雨だった。タクシー乗り場を探すが、なかなか見つからない。夜でしかも雨が強いので、タクシーらしきものが見あたらないのだ。しょうがないので、空港の人に聞くと、担当の人がいる小屋があるので、そこに行けと言われる。そこではタクシーを呼ぶから待合所で待っていてくれ、と言われる。待合所には20人近くの人がいた。途中、なにやら白タクみたいなのが「どこに行くんだ?」とか聞くけど、あまりみんな相手にしない。さすがになにかトラブルがあったら大変だからだと思うが、それでも一人そちらの方に行ってしまった。30分以上まってようやくタクシーに乗れたのだが、運転手の話では今日は朝からずっと土砂降りで、いくつかの川では水があふれ出しているという話であった。で、もう家に帰ろうと思ったが、もし、自分の家の方に向かう人がいればついでに拾っていこうと思って来たとの話である。かなり道路も混んでいて、この前、サンノゼ空港に来たときよりもかなり時間がかかった。これから45分はかかるというところに帰る、という話をしていたので、少しチップを多めに渡しておいた。
なんとかホテルにたどり着き、チェックインを済ませて、少し前に来ている四日市からの人の所で簡単に食事を作って貰う。ようやく少し落ち着ける場所にありついた感じである。
ここシリコンバレーとフロリダは3時間の時差があるため、朝は、5:30に目が覚めてしまった。フロリダで言う8:30である。完全に体内時計は狂ってしまっているようだ。とりあえず、9:00頃に会社の人に電話するということにしていたので、電話をかけたところ、サービスしている相手じゃない、という。こちらのホテルは、エリアコードが一緒の地域の一部は、電話代が無料になっており、その相手の地域は無料になるはずだったのだが、なぜか有料のかけ方でしかかけられなかったのだ。しかし、それに気付くまでに3時間ちかくかかり、同じホテルに泊まっている人にさんざん迷惑をかけてしまった。
ようやく会社の人と連絡が取れ、レンタカーを借りに行く。車はフォードエスコートだった。保険代込みで一日$60くらい。まぁ、日本でもそれくらいのはずだろう。とりあえず運転をするものの、ウィンカー出したいときは気を付けているのだが、無意識に使おうとするワイパーはなかなかハンドルの右側にあるという感覚がつかめない。あと、車に乗り込もうとするときは、どうしても右側のドアに行こうとしてしまう。さらに、道路を走っているときは、きちんと右側通行ができるのだが、駐車場などでは右側に付けないで左側に付けてしまう。何日か走らないことにはどうしても慣れることはできないだろう。明日はもうちょっと走ってみようと思う。
このホテルはホテルと言うよりはウィークリーマンションに近く、キッチンが付いているので自炊するのにぴったりである。どうせこのあたりにはあまり食事をするところは無いし、食べに行くとかなり高く付いてしまうため、自炊できるときはできるだけしておこうと思う。せっかく車を借りたことだし、当然ながら部屋には最低限の食器などしかないので、買い物に行かなくてはならない。車でスーパーに行く。まずは地元のスーパーだ。前の出張でもスーパーは利用していたので、今更驚くことでもないが、やはり、商品の大きさには驚いてしまう。ジュースはもちろんのこと、ジュースはガロン単位だし、食べ物も100g程度が基本ではなく、1lb(約450g)が単位である。あと、魚介類は当然のようにほとんどなく、肉も、鳥と牛は種類が多いのだが、豚はぜんぜん種類が無く、しかも、薄切りの肉はまったく無くて、ステーキ用にカットされたもの以外は無い。結局、大きなものとしては、2リッター入りのピンクグレープフルーツジュースを2本買った。あとで、洗濯用の洗剤を買おうとは思っていたのだが、あとで食事を簡単に作ってみて、食器を洗うための洗剤が無いのに気付いた。しかし、帰ってから気付いたので、明日買いに行くことにしよう。
いかにもアメリカという感じの店のあとは、日本のものをたくさん扱っているスーパーにいった。名前は NIJIYA である。コンビニを少し大きくしたようなスーパーであるが、本当に日本にあるものがかなりある。もちろん、こちらで作っているものは英語で名前が書かれていたりするが、それ以外はきちんと日本から持ってきているらしい。こちらでは割り箸とチューブ入りのおろしニンニクときんぴらごぼう用の人参とゴボウを切って冷凍したものを買ってきた。ここでは店員が日本人らしく、レジに行くと「いらっしゃいませ」と言われ、会計が済むと「ありがとうございました」と言われる。お客さんもほとんどが日本人らしく、複数で来ている人たちの会話はみんな日本語である。しかし、日本食は欧米の食事に比べるとまだまだ圧倒的に健康的なためか、白人も客として何人か来ている。何を買っているのかまでは見なかったが、来ているのだけはすぐにわかる。
こちらに来てどうしようかと思うのは主食である。私自身は別に米にこだわらないのだが、パンもそんなに好きなわけではないので、コーンフレークを買って置いた。これも大きく、500gくらい入ったものが2つで$5というので思わず買ってしまった。こっちの食べるものは日本で買うよりもだいたい安いことが多い。しかし、食べられないものはそういうわけではなく、トイレットペーパーとかサランラップのたぐいなんかは日本の方が安いと思う。それでもシャンプーなどは安いのを探せば、日本の3分の1くらいですむものもあるので、やっぱり生活するにはこちらの方がかなり安上がりになると思う。日本の給料を貰ったら、かなり良い生活ができそうな気がする。
今日は自炊を始める準備もあり、少し多めにお金を使ったが、まだこちらに来て一日$10もかかっていない。食費を込みにして考えると出張しているという感覚が金銭面で言うとあまり感じない。移動量は日本での出張とは桁が違うが。