One man many bosses

今、私の組織では、所属する研究所からプロジェクトに人を派遣するようなかたちで仕事を行っています。 なので、研究所の所長が組織上の上司、プロジェクトリーダーが仕事上の上司ということになります。 多くの場合は、一人が一つのプロジェクトに所属するのですが、私がやっているような生産技術の人たちは逆に一つのプロジェクトにだけ所属しているほうが珍しく、複数のプロジェクトに所属しているケースが多いです。 さらに、人によっては複数の研究所に兼務という形で所属していることもありまう。 すなわち、自分が所属する研究所の所長が自分が所属するプロジェクトのリーダーを兼ねていない限り、複数の上司を持つわけです。

私の場合、研究所は一つですが、プロジェクトは2つに分かれています。 一つは私がリーダーのもの、もう一つは別な方がリーダーをされています。 プロジェクトリーダーだから上司がいないわけでなく、全プロジェクトを統括する人(センター長)がいますので、結局、公式には3人の上司がいるわけです。

しかし、まだ他にも上司というかお伺いを立てなければならないところがあります。 プロジェクト単位に予算があてがわれて、それを執行していくのですが、物を買うお金以外のほとんどは各事業所単位にプールされています。 たとえば、出張費、電話代、講習会費、交際費などがそれらにあたります。 それらを使うのは当然プロジェクトリーダーの責任においてですが、プールされている枠を管理しているのは、エリアコーディネータと呼ばれる事業所ごとの取りまとめ役になります。

自分の仕事の上で、相談相手が複数いるのは良いのですが、その人たちの意見がばらばらな場合、あちらを立てればこちらが立たず、という状況になりがちなのがちょっと困っています。


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