今週、火曜から金曜までの4日間、講習会の講師をしました。 2日間で1コース、同じ内容のものを2回です。 中身は、私が仕事で使っているAspen Plusというソフトウェアの講習会です。 もともとはそのAspen Plusの製造元で行っている講習会のテキストを利用して社内で講習会をしています。
本当は講習の準備を前日にしたかったのですが、先週は火曜から木曜まで出張している上に、月曜にあがってきたデータを元に6月中に検討しなくてはならないものがあり、先週一週間は何もできませんでした。 正確に言うと、結局、時間が足りずに家で仕事してました。 月曜も、毎月はじめに行う安全に関するグループ会合だ、演習用パソコンへのソフトウェアのインストール、持って行くものの準備などで何もできませんでした。 さらに夜は電話会議がある日だったし。
というわけで、ほぼぶっつけ本番で火曜日になってしまいましたが、製造元の方を招いて社内講習会を昨年行った際に、私はアシスタントしていたのでだいたいはわかりますので、なんとかなるとたかをくくっていました。
講習会そのものは無事に終わりました。 パソコンの能力が上がっているため計算速度が向上し、演習時間が短くなったため、ゆとりをもって進められたのが理由でしょう。 私は入社した当初からアシスタントを含めて毎年一回は講習会の教える側にいますが、コンピュータの能力の向上を感じます。 ソフトウェアそのものにいろいろな機能が付け加えられて、処理が重くなっているとは思いますが、演習で計算を実行している時間はだんだん短くなっているようです。 あと、受講される方がパソコンになれてきているのも一つの理由だと思います。 前は、パソコンの操作そのものに時間がかかったりしていましたから。
ただ、やはり困るのは寝てしまう方ですね。 全部演習にすれば寝ないですむとは思いますが、もちろんそんなわけにもいかず、講義-演習の繰り返しです。 特に初日の前半くらいまでは、ソフトウェアを使うにあたって必要な基礎知識の習得に時間がかかり、ほとんどが講義になってしまいます。 で、寝てしまった方は演習に入っても何をしていいかわからない。 さらにそういう方は、わからないことを講師に知らせてくれないケースがほとんどです。 何かやっているふりをしていたりされると、講師一人で10人ほどの受講生を見て回っていると、その人がわかっていないことに気がつかないことが多いです。 他の人たちが演習で正解を出していき始め、進み方が遅い人を見ていると実はわかっていないという状況になっています。 もちろん、寝ているというのは講義を行っている段階で目に入りますから、あらかじめ注意しておけばよいことなんですけど。
眠くなる気持ちはわかります。 知らないことを、しかも、ただスクリーンに映し出された内容を見ながら講師の声を聞いていれば眠くなるのも当然でしょう。 ただ、今回の講習を実際に受けに行けば講習会費だけで1回18万円。 さらに、うちの会社で一人にかかる経費はだいたい一日10万円ほどです。 多分、寝てしまう方はそういう情報を持っていない方なのでしょう。 さすがに一日10万円かかっていると思えば寝ないのが普通ではないでしょうか? 普段の作業中に寝るなら、その分、残業(もちろんサービス残業ですね)すれば、まだ取り返せますが、講習会のような場合、取り返すのはどうするのでしょうか?
とかえらそうなことを言ってますが、私もコスト意識を持ち始めたのはごく最近のことです。
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