ゴルフとボウリング

私はボウリングを主にスポーツとして行っていますが、実は、ゴルフもしてたりします。 とはいっても、その頻度は年に数回です。 以前はもっとしていました。 ラウンドがだいたい月に一回以上です。 練習も毎週一回は行ってました。 月に3,4万円ほどつかっていたでしょうか。 でも、1997年にボウリングを始めて以来、とても両方に時間も金もかけられなくて、同じ金額なら回数を多くできるボウリングを選んだのです。

なんていうと聞こえはいいですが、ゴルフはボウリングほどは才能がなかったようで、3年で100をようやく切れるかどうか程度だったのです。 もちろんゴルフの方が練習量が少なかったのはいうまでもありません。 さすがに週に何回も練習していたら高いです。

ボウリングのほうは始めた当初、アベレージが160台でした。 すぐに170台になり、一年ほどした時点でJBCに入会しました。 その後の一年くらいではあまり進歩がなかったですが、ある方々と仲良くなって以来、練習も密度の高いものができるようになり、2000年夏頃は自分がいるボウリング場でのアベレージは200を超えていました。 まぁ、今は、練習不足がたたって190台を維持するのが精一杯です。

ゴルフは完全にやめたわけでなく、時間とお金があればしたいスポーツではあります。 というのは、ゴルフとボウリングは基本的な部分が同じだと考えているからです。

ゴルフとボウリングが共通しているのは、一つは「自分とコース/レーンとの戦いである」点です。 たしかに大会などでは他の人よりもいいスコアを出すことが上位に入るためには必要ですが、スコアを良くするにはコース/レーンを攻略する必要があるからです。 たとえば、野球、サッカー、テニスなどのスポーツはすべて直接敵がいて、その相手をいかに攻略するかが焦点になりますが、ゴルフやボウリングのようなスポーツで相手そのものを攻略するのはマッチプレー、あるいは、ラウンドロビンやステップラダーなどに限られています。 それも、どちらかというと精神的なゆさぶりはかけられますが、テニスなどと違い自分がいい仕事をすれば相手を抑え込めるわけでないのです。 ゴルフなら自分がパープレーをしても相手がアンダーでプレーすれば、ボウリングでは自分が299出しても相手が300出せばそれで終わりというスポーツです。 逆もまたあります。 ゴルフだとコースの設定からベストなところにボールを運んでいくのが目的ですし、ボウリングだとレーン状態を読んでレーンにあったところにボールを転がしてやる必要があります。 どちらも自分が機械のように正確になればなるほどスコアがよくなるスポーツです。 コースもレーンも意表をついた攻撃を仕掛けてくるわけではありません。

もう一つ、ゴルフもボウリングもハンディキャップを用いた大会もあることです。 これにより実力差がある人たち同士でも大会を面白く運営することができるのも共通しているでしょう。

最後は身体的な能力の差が、道具をうまく使いこなすことによって埋められる点です。 確かにある程度のレベルに達するとパワーが必要になりますし、機械のように正確な動きを再現するには筋力も持久力も必要ですが、たとえば、女性に男性が結果として負けてしまうケースなんかは少なくないと思います。 そういう点が面白いですね。 実際、どちらのスポーツも50代、60代くらいの方でもかなりレベルの高い方もいらっしゃいますし。

年をとっていってもできるスポーツとしてどちらも続けていければなーと思います。


このPageについて質問や意見,要望がありましたらyashiki@msf.biglobe.ne.jpへ。