その前兆は前の月曜日にあった。 月曜日、マンデーリーグにて4ゲームで993というスコアを出してしまったのだ。 また、木曜日も疲れるまでの5ゲームで1030くらいとそこそこであった。 いつも、大会前にホームレーンで調子がいいと、それに反比例する形で大会の成績は悪くなる。 案の定、大会当日、練習ボールの時点ですでに手首が返ってしまうという出してはいけない癖が出てしまう。 手首はボールを投げる瞬間に返すのであれば、それは「ターン」という技術だが、投げるよりもだいぶ早く返ってしまっていては変なボールの回転になってしまう。
今回は特にひどく、テークバックのあたりですでに手首が返ってしまっていた。 こうなると、その日はもうお手上げである。 プロに言わせれば「集中力の問題」なのだが、手首を返さないように注意すればするほど、他のところまでおかしくなってくる。 今回も同じく、他の部分までおかしくなってしまった。 家に帰った時点ですでに筋肉痛が出ている。 普段は痛むところじゃないところが痛む。 あきらかに変な投げ方になっていて余計なところに力が入ってしまっていたせいだ。
今回出た8人チーム大会というのは、1レーンに4人、1ボックス(2レーン)で8人が一チームとなる団体戦である。 この8人チームの難しいところは、1フレームと1フレームの間が長いことである。 通常、私たちは、1レーンに一人入ることに1ゲームだいたい10分程度で投げる。 よくあるリーグ戦だと1レーンあたり二人なので、1ゲームが20分である。 おおよそ、2分間に1フレームの勘定である。 しかし、8人チーム大会は1レーンに入っている人数は4人だから、1ゲームあたり40分程度かかり、4分に1フレームである。 そのため、集中力を維持するのが難しいのと、ちょっといい感じで投げたと思っても、次に投げるまでに時間がかかるため一度悪くなったら最後抜け出せない状態に陥りやすい。 特に、今回の大会では、レーンコンディションそのものはわかりやすいものの、それに対応するのが難しいレーンだったために、なおさらのこと手も足も出ない状態になってしまった。
練習不足が如実に現れた一日だった。 こういう日は、つい、ボウリングをやめたくなってしまう。
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