本日、私がボウリングを始めるきっかけとなった無料ボウリング教室でも先生をしていた、スポーツガーデン香椎の古賀 衛プロが退職(引退ではありません)されるということで、送別ボウリング大会が行われました。 昼の部と夜の部とあり、木曜日は当然のように仕事がありましたから、夜の部に出ました。 実は、日曜から昨日まで3泊4日で関東出張しており、仕事が溜まっているだろうことは容易に予想がついていたため、大会参加の申し込みはしておりませんでした。 でも、なんとか大会に間に合う時間までにある程度のけりがつきそうだったので、参加させていくことにしたものです。
参加者は80名以上いたようです。 その他にプロが4名いらっしゃいました。 女子プロランキング常連の愛甲 恵子プロは残念ながら足を痛めているということで参加はされていませんでしたが、大会の司会進行、スコア集計などで奔走されていました。
大会は4ゲームで行われ、順位に応じてプロからの提供のあった様々な商品などが用意されていました。 今回も、昼と夜とを通じて1位だった人用に、例のボール、NANODESUが用意されていました。 私は2週間前に投げたきりで、また、全然投げていない状態だったので、送別会に参加するだけだなとか考えていました。
大会は古賀プロへの花束や感謝状の贈呈などを行ったあと、古賀プロによる始球式とともにスタートしました。 私はというと、久しぶりに投げたため、思うようにコントロールが定まりません。 全体に狙ったところからちょっと左に玉がいってしまいます。 1ゲーム目の1フレーム目にいきなり、3番ピンをミスするというような情けない有様でした。 ただ、レーンそのものは、オイルが少なくて私にはぴったりでした。 そんな中、なんとか1ゲーム目が194、2ゲーム目に214が出ました。 あるところを通ると、多少のずれがあってもストライクが出る、そんな場所は一応ありましたので、たまにストライクが続いていたのです。
1, 2ゲーム目ともに、同じレーンで投げていたうちの二人がストライクを連発していました。 そんなストライクを連発している人を見ているうちの、こんなレーンだったら、誰かパーフェクトでも出して、古賀プロへのはなむけにできたらとかいいのにと、他人事のように考えていました。 その後の3ゲーム目、私が3フレーム目くらいまでストライクを続けてから、ふと、「自分が出せたら、いつも指導してくれたプロへの恩返しになるかな」とか考えて始めていました。 さらに、4つストライクが続き、7フレーム目あたりから強烈に意識し始めました。 近くまでレーン移動されていた古賀プロや、司会の愛甲プロなどからも「高屋敷さん、なにしとるね」とか言われながらも続けていたのです。 さすがにかなり意識が強くなりすぎてきて、ひざをきちんと曲げられずに上体が起き上がった形で投げてしまうようになり、親指の抜けが悪化し、8, 9フレームはいずれも放り投げるような形になりましたが、幸運なことにストライクとなりました。 「これではいけない、せっかくここまできたのだからなんとかパーフェクト出したい」と考えて、親指の抜けを少しでも良くするために指にテープを貼る準備をしていると、ボウリング場の方がマイクを持ってきているのが見えました。 「もう少し後にアナウンスしてよ」と思いましたが、さっそく、パーフェクトが出るかもしれませんというアナウンスが始まりました。 通常、リーグ戦や大会などになると10個くらいストライクを続けた時点でアナウンスされます。 そうなると、周りのレーンの参加者だけでなく、もっと離れたところで投げている方からも注目が集まります。 そんな中、10投目はボールを落とし気味ながらかろうじてストライク。 11投目は10投目よりはまともなストライク。 でも、いずれも、一歩目の足の踏み出しがおかしくなりながら、さらに上体が起き上がって、腕も満足に振れない状態でした。 もちろん、プレッシャーによるものです。 実は、7フレーム目くらいから胃が痛くなり始めていたのです。 つらいなーと思っていると、古賀プロがマイクを持って私の使っているボールの紹介をしています。 それが終わって、最後の12投目を投げる状況になりました。 自分では一所懸命落ち着こうと努力しましたが、ほとんどの参加者が注目する中で投げるのは、非常につらいものです。 結局、自分が狙っていたスパットから板一枚右にずれたため、7番ピンが残ってしまいパーフェクトは逃してしまいました。
最後のゲームは、緊張から解放されたはずなのに、胃の痛みがさらにひどくなり、170ちょっとしかいかず、NANODESUももらえませんでした。 さすがに3つも同じボールをもらってはばちが当たるでしょうから、丁度良かったのかもしれません。
古賀プロには本当にお世話になりました。 ありがとうございます。
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