水島に出張があり、朝9時からの打ち合わせだったため、前日に倉敷入りすることとした。 夕方の会社の英会話後に出発の予定で新幹線の切符を手配していたのだが、ちょうど18時台発の電車は接続が良くなく、結局、19:53小倉発のひかりで行くこととした。 倉敷に行くには、黒崎から小倉(鹿児島本線)、小倉から福山(ひかり)、福山から新倉敷(こだま)、新倉敷から倉敷(山陽本線)と乗り換える必要がある。 時間が合えば、2時間ちょうどくらいで着くのだが、接続が悪いと3時間近くかかってしまう。
食事を小倉駅の新幹線改札口を入ったところで取る。 喫茶コーナーで750円のピラフセットであった。 ちょっと油がべたついているものの、他の飛行場や駅などの喫茶コーナーのピラフよりはかなりうまくできている。 また小倉で食べなければいけないときには利用してみようと思う。
新幹線に乗り、福山で下車する。 ここでこだまに乗り換えるのだが、私の切符はなぜか次に来るものと違うこだまの指定席になっている。 私が持っているのは、こだま684号の切符。 次に来るのはこだま682号。 これは、社内の出張システムにて、こだまの出発、到着時刻と新倉敷から倉敷までの出発、到着時刻を間違えて入力したため、JTBの人が親切にもその時間帯に近いこだま号の切符を手配してくれていたためである。 何号車というのはきちんと入力していたのだが、時間が間違っていた。 良くあることだが、古い時刻表などを参考にしていると出発時刻などが変わっていることがあり、その場合、JTBではそれに近い切符を手配してくれる。 そのために私が持っていた特急券は少しあとの時間に来るこだま号のものになっていたのだ。
福山から新倉敷まではこだまで一区間なので10分ちょっとしか乗っていない。 指定席車両である4号車は通常、一人か二人でほとんど貸しきり状態である。 他の自由席車両もたいていはすいており、わざわざ指定席を取るほどでもないのだが、福山までの指定席も新倉敷までの指定席も料金は一緒なので、こだまも指定席を取ることが普通だ。 今回、違うこだま号の指定席を持っているだが、せっかくの指定席切符なのでそのまま4号車に乗り込む。 今日は私のほかに一人、4号車に乗り込む人がいた。 4号車には誰も乗っておらず、私と、うしろから歩いてきている人の二人だけである。 20列×4席の80席の中、どのシートでもいいのだが、なんとなく指定席切符に書かれている 3-A に座る。 すると、うしろから歩いてきた人が私の方を見て「3-Aですか?」とたずねてくる。 たまたま、「この」車両の"3-A"の切符を持っていたらしい。 私はあわてて席を替わろうとしたが、その人もこれだけがらがらの車両でわざわざよけさせるのもと思ったらしく、「いいですよ」と言いながら 3-D に座った。
この誰もいない車両で偶然にも同じ席を取っている二人。 もちろん、予定より早い新幹線に乗った私が悪いのだが、80分の1の確率で同じ席を選んでしまった。 こんなところで「運(?)」を使うより、他の何か抽選などで当たって欲しいものだ。
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